まったく予想していなかったわけではないけれど、前回の記事がまさかこんなに波紋を呼んでしまうとは…ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルフル←初めて使ってみた
不用意なことを書いてしまったなと反省しております。

たくさんのコメント、本当にありがとうございます(涙)。応援のコメントはもちろんのこと、批判のコメントも、いろいろと反省するよい機会になりました。珍しく本家HPを更新してトップページにも書いたのですが、よく考えたらこのHPもブログも、「自分が書きたいから書いている」のであって、他人様との出来不出来を競うつもりで始めたものではなかったのに。初心に返って、まずは自分のために…。ちょっとばかしアクセスが多かったからって、調子に乗ってました。すみません。“ただの素人”だってことを忘れてはいけないですね。
ムギさん、作者さん、とんだトバッチリで申し訳ないっす…。

(レスは少々お待ちくださいませ)


ていうかね、昨日珍しく早く退社できて、本屋で環境問題の本なんか買って読んでいたら、ホンマ、何をくだらん世迷言を云うとんねんお前はと思ったわけですよ。本を出すとか出さんとか、お前の本なんかのために森林伐採できるんかボケ!ってなもんで(笑)。そんなことを云うてるヒマがあったら、テレビとパソコンを消して電気を節約しろよと。割り箸を断れよと。別に、急にエコに目覚めるわけではないのですが、なーんかすんげー小っちゃなところをぐるぐる回っている自分が、ほんとしょーもねーなーって思いましてね…。


速度の問題だと思うのですよ(いきなり話題転換ですまん)。
いったん速度を緩めれば、もうちょっといろんなことがいびつにならなくて済むんじゃないかって。

例えば小さいこと、「ビニール袋は要りません」と答える、家で弁当を作って行く、お茶も家で沸かして水筒に入れる、野菜は無農薬のものを買う、そんな些細なことが今の生活ではなかなか出来ません。忙しくて、無農薬の野菜なんかすぐに腐ってしまうからね。ご飯だっていちいち炊いてられないから、ダイオキシンが出るらしい“ラップ”でくるんじゃう。世の中がそういうスピードで動いているから、仕方なくわたしたちは、環境を破壊すると分かっているものを使い、大量のゴミが出ても、ま仕方ないかってことになってしまう。


世の中のスピードに付いて行こうとするから、大量のムダが出る。待機電力をカットするためにコンセントを抜く時間すら、コンビニで「ビニール袋は要りません」と答える時間すら惜しいから(というか、店員の動作が速すぎるのです)。割り箸でなくマイ箸を使ったら後で洗わなくちゃいけない。無農薬の野菜なんか、いちいち取り寄せていられない。そんな時間が惜しい。でも本当は、スピードを速めることでムダを失くすはずじゃなかったのかい、って。


また、世の中のスピードに付いて行こうとするから、たった数分の遅れにも人はイライラする。
わたしもそんな“イラち”(関西弁でイライラしがちな人のことね、念のため)の一人ですが、それでもひとつだけ、時間文明へのささやかな抵抗として、suicaは持たないことにしているのです。ま、ぶっちゃけ最近は、やっぱ持った方が便利かも…と挫けそうになっていますが、あれこそ、秒刻みの文明社会を体現した「ザ・時間短縮便利グッズ」なわけで、『モモ』風に云えば“時間泥棒がつくったもの”なわけで(?)、何となくそこに迎合したくないわたしなのです。

suicaを持っていないわたしは、例えば仕事で移動する時など、一緒にいる人を「すみません、切符買ってきます」と待たせたりしてしまいます。そんなもんは、ものの1分に満たない間の出来事なのですが、“人を待たせる”ということで何となく済まない気持ちを抱いてしまうし、実際「すみません」と断ってしまう。

それでもわたしは、この“切符を買う1分(並んだ場合でも5分はかからないハズだ)”をケチるために、suicaを導入する気にはなれないのです。まして、モバイルsuicaなどもってのほかだよ(笑)。どんだけ時間とちょっとの手間を短縮すれば気が済むねん!てね、思うわけ。
それで短縮された時間が、余暇を楽しむことに使われるならまだいいんだけど、誰もが知っているように、世の中は便利になればなるほど忙しくなっていますよね。suicaによって短縮された時間は、いったいどこへ行くのでしょうか?
(しかし、suicaは大量の切符のゴミを出さないという意味ではエコなのかも。。。だとしたら、頭ごなしに拒否するのも良くないな)


スローライフ雑誌がこれでもかというほど大量に出版されているのを見ると、それはそれで「けっ、金と時間に余裕のある有閑層の話でしょ」とウンザリするけれど、なーんか、もうちょっとゆっくり生きてもいいのではないかなーと、満員電車で疲れきった社会人たちの顔を見ていると物悲しくなり、せめて「自分だけよかったらいいやん」の精神で、ちょっとの手間を惜しむ人間にはならないようにしよう…と思うのでした。ま、それが一瞬の思いつきでなければいいんですけどね…。