ジンバブエという名を聞くと、0.00001秒以内に忌まわしい思い出がよみがえってくるわたくしですが(「放浪乙女」61ページを参照)、今回はその因縁の地・ジンバブエのおみやげです。


…という成り行きだと、普通はここで、ジンバブエ楽器「ムビラ」(親指ピアノ)が紹介されたりするのですが、当時パッカーの間でも大流行していたムビラ、ミーハーなわたしにしては珍しく買いませんでした。
一日も早くアフリカ縦断を終えたかったわたしは、今さら腰を落ち着けて習い事なんてする気もしなかったんですよね。まして、強盗に遭ったあとでは、ポロポロと音楽を奏でとる場合か!と(笑)。


わたしがアフリカ縦断の旅をしていた頃、旅人の間で”アフリカみやげはジンバブエで!”(”オリンピックを大阪に!”風の発音で)というキャッチフレーズを、ちょくちょく耳にしました。
ジンバブエでおみやげを買うメリットは、3つあります。
①値段が安い
②郵送料が安い
③グッドセンス


①と②については、当時(今も?)、ジンバブエは経済崩壊しており、通貨の公定レートと闇レートの差が著しく開いており、それに伴って物価もワケ分からんことになっていたのです。
つまり、米ドルの現金を持っている我々旅行者は、闇両替でウハウハのにわか成金になれてしまうってワケなの。そして、それを知っている現地人の中の悪いやつらが、強盗になったりするんだけどね(涙)。


③は、アフリカみやげというと、どうしてもヘンな木彫りとかお面とか、嵩張ってしゃあないものばっかというイメージが強く、実際半分以上は当たっているのですが、ジンバブエのおみやげは、もっと手軽で可愛い雑貨が多いのです。


そんなわけで、それまで抑えていたおみやげ熱が、ここで爆発してしまって、あれこれ買ってしまうんだな。

ってことで、今回はそんなジンバブエみやげの中から、こいつら。


zimbabwe-rizard2   zimbabwe-rizard1


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ハリガネ細工の爬虫類シスターズ。
上・中の3匹は一見してトカゲと分かるのですが、下のやつは何だろう…唇星人?

値段は大トカゲ(上右)が3500Z$(ジンバブエドル。闇レートで、1000Z$=100円)、小トカゲ(と唇星人)は350~400Z$です。


…え?何ですか?
これのどこがグッドセンスなんだと?

同い年の女友達に見せたら「欲しいっ」って云ってたけどなあ…(でも続けて、「何でこんないっぱいトカゲばっかり買ったん??」と云われたけどな;)


ちなみに、この爬虫類のみなさんを、写真撮影用にリビングに持って来たまま放置していたら、父ちゃんが「うちのリビングは動物園か(-.-;)」と、いまいましそうにつぶやいておりました(インドのサルもいるしね)。でもね、他にもいるんだよ♪


ジンバブエのがらく…いや、おみやげは、まだまだあるので、次回に続きます。


zimbabwe-rizard4 もう1匹おった。