〈「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」を受賞した作家の村上春樹氏は「僕自身は小説を書くとき、物語の暗いトンネルを通りながら、まったく思いもしない僕自身の幻と出会います。それは僕自身の影に違いない。」と言いました〉
11月は、立冬と小雪(ショウセツ)の霜月(シモツキ…11月7日より12月6日まで)です。
11月は亥(イ)の月なので、守本尊は阿弥陀如来(アミダニョライ)様です。
阿弥陀如来様は、『遍處行智力(ヘンショギョウチリキ)』をもって、人々がどのような世界へ行こうとしているかをご覧になり、地獄界や餓鬼界などの悪しき世界へ入らぬよう、お導きくださいます。
正しく念ずるならば、そのお力により、必ず善き所へ連れて行ってくださるのです。
また、阿弥陀如来は、戌亥年生まれの善男善女を一生お守りくださる一代守本尊様でもあり、身体においては、主として脚をお守りくださいます。
そして、特に今年、数え年で2才、11才、20才、29才、38才、47才、56才、65才、74才、83才、92才、100才の方をご守護くださいます。
ご供養し、ご守護いただき、心豊かに、無事安全に過ごしましょう。
「この御仏の説き給(タマ)う○悟りの智慧の根本は○一切諸法(ショホウ)の本性の○清浄なること現証(ゲンショウ)す」
(このみ仏がお説きになる悟りの智慧の根本は、ありとあらゆるものが本来、汚れなく、あるべきようにあることを、真実として明らかにするものである)
私たちは、自分を中心として世界を眺めるので、気に入ったり、気に入らなかったりして、受けとめ方や感情がさまざまに揺れ動きます。
しかし、悟ったみ仏の目からご覧になれば、何もかもがそれなりにあってこそ、この世は成り立っています。
その真実にきづかない私たちの目を覚まさせるのが経典です。
真実を求め、救いを求めて読誦し、阿弥陀様を観想すれば、必ずや、自己中心的にはたらく目のフィルターが外れ、確かな世界が感得できることでしょう。
「観音・勢至(セイシ)を脇侍(キョウジ)とす○二十五菩薩従えて○念仏加持(カジ)する人々の○もとに来迎(ライゴウ)され給い○必ず浄土に引導(インドウ)す」
(観音菩薩と勢至菩薩をはじめとする25尊を従え、両脇に従え、み仏を念じ、ご加護を受けようとする人々のそばに降りて来られ、必ず極楽浄土へお導きくださる)
阿弥陀様は、極楽浄土を求める人びとの祈りに応じて、観音菩薩や勢至菩薩など25尊と共に降りて来られます。
阿弥陀様は絶対的な安心(アンジン)の世界を統べておられ、私たちの個別具体的な事情や願いに対しては、それぞれに応じた菩薩様方が私たちへ直接、救いの手だてをとってくださるとされています。
もしも、不安で暗く沈んだ心のまま死を迎えようとしている場合には、日照王菩薩(ニッショウオウボサツ)様が太陽のように明るい心にさせ、後悔の念に苛まれたまま死を迎えた時は、徳蔵菩薩(トクゾウボサツ)様が大いなる徳の力で足りなかったところを補い、安心を与えるとされています。
写真は、永代供養を行ってご加護を受けるため、当山の講堂へ納められた阿弥陀如来様です。
総丈は約35㎝あり、日本で唯一、護摩を焚いてできた灰が体内へ納められています。(奉納受付中)
11月の守本尊阿弥陀如来(アミダニョライ)様をご供養しお守りいただきたい時、願いを成就させたいと念じる時、つらい時、悲しい時、淋しい時は、合掌して真言(真実世界の言葉)をお唱えしましょう。
たとえ一日一回でも、信じて行なえば、ご本尊様へ必ず思いが届きます。
回数は任意ですが、基本は1・3・7・21・108・1080回となっています。
「おん あみりたていせい から うん」

※お聞き頂くには 音楽再生ソフト が必要です。お持ちでない方は、
こちらから無料でWindows Media Player がダウンロードできます。
原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。
「おん あみりたていせい から うん」※今日の守本尊阿弥陀如来様の真言です。
どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=4OCvhacDR7Y