●迷信と過去と恐ろしい現実

貴方はいわゆる「迷信」と言うものを信じるだろうか

現代的感覚から考えたらありえない話しだが残念ながらこの問題点を知らなければ世の中を正確に把握できないだろう

筆者は1966年(昭和41年)の生まれである
どうでもいいようでいて重要なのはこの年が「丙午(ひのえうま)」の年に当たることである

実は「丙午(ひのえうま)」に生まれた「女の子」は好ましくないと言う「迷信」があった
年代別の人口統計を見れば一目瞭然だが年々子供が増加していく中でこの年だけが激減している

つまり当時「子供を産む世代の親」の多くがみな何ら根拠のない「迷信」に従っていたと言える

この子供の「親が生まれた世代」とは大東亜戦争(日中・日米戦争)の末期か敗戦後の混乱した非常に難しい時期に当たる
筆者の元両親も同様であり「大日本帝国」で生まれで「連合国占領下の日本」で育った
その後の新たな「日本国」(正式名称)の人間ではない

戦争もそうだが「当時の事は当時の人間の間で解決するのが筋」である

「元父親」は筆者を酷い目にあわせて逃げ出した言い訳としてはるか後に「戦争に負けて転んだ」ことを理由として脈絡もなく突如言い出した
騙されないで欲しいが昔の大日本帝国人はほとんど死に絶えて当時大人として存命しているのは現在の年齢でほぼ100歳以上が目安となる

恐ろしいことに身の回りにいた人間が同じ日本人だと思うのは間違いで「頭の中」がどうなっていたかわからない
さらに敗戦後教育とやらで大量生産された子供たちは一体どうなってしまったのだろうか

少なくとも過去の「迷信」は消え去るどころか形を変えることでその後も脈々と引き継がれていたのだった