訪問看護の内容《7》リハビリテーション | 訪問看護の泣き笑い(^o^)v

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秋の夜長…といいますが、
私は最近幸いよく眠れますので、

なかなかブログ更新ができずにいます…汗



久しぶりに、訪問看護の内容について、再開。



今日は「リハビリテーション」について、です。



リハビリテーション、というと、どんなイメージを持たれますでしょうか


苦痛を押して頑張る機能訓練…
でしょうか。



在宅では、リハビリテーションは、
もっとゆるやかで、楽しいイメージ。


頑張りすぎず、
自分らしい生活を続けるため。
生活を豊かにするためのもの、
です。



在宅においてリハビリテーションを行う対象の方は、
ほとんどが、慢性期あるいは維持期の方です。



例えば、脳卒中後遺症の方も、
病院で急性期のリハビリテーションを受けて、
在宅に帰ってこられます。


入院前の生活を維持するために、
必要ならば住宅改修を行い、
福祉用具を使い、
安全に自分の家で生活できるよう
アドバイスします。



また、進行性の神経難病の方や、
障害を持った方、
小児にもリハビリテーションを行います。


いずれも、身体が少しでも楽になるようなアプローチを行い、
その方の障害にあわせて、生活が維持向上できるようにアドバイスします。



病院のリハビリ室のように整った環境では歩けたとしても、
在宅で寝たきり、
ということは有り得るのです。



訪問看護ステーションに、
リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語療法士)
をおくこともできるので、

当ステーションにも、理学療法士と作業療法士がいます。



この、リハビリスタッフが中心になり、
在宅におけるリハビリテーションを組み立てます。


このリハビリスタッフは、
根気強く利用者に寄り添い、
「こんなことがしたい」というその方の思いを引き出し、
目標を立てて取り組みます。



私自身、
訪問看護ステーションでリハビリスタッフと一緒に働くようになって初めて、


リハビリテーションとは、
訓練そのもののことではなく、

その人の生活を豊かにし、
身体を楽にし、
心を前向きにするもの、

だということがわかりました。


それは、たとえ疾患や障害が重くなり、機能的には低下していたとしても、です。

その意味ではリハビリテーションはあらゆる段階の人に対して、
提供できるもので、

ターミナル期(終末期)にあっても、
その方に合わせたリハビリテーションがある、

そんな風に考えてくれるリハビリスタッフと一緒に、

あらゆる年齢、疾患、障害の方々に


訪問看護を提供しています。


リハビリの視点は、
生活を支える在宅看護には
必要不可欠な
エッセンスですクローバー