正直、読んでも内容を理解することはできない笑


ただ、この本の真価は「用語を理解するため」ではなく「用語に慣れるため」に使用することにある。


物理に限った話ではないが、あまり触れたことのない分野を勉強しようとすると、初めて聞く言葉や意味の分からない言葉が次々に目に飛び込んでくる。

大抵の人はこの段階でやる気を無くすのではないだろうか。


一方、「なんか聞いたことある」言葉だと、少しとっつきやすくなる。


本書は宣言通り数式がほぼ登場しない。また、どの用語にもイラストが描かれており、内容は理解できずとも流し読みはできる。

この「流し読み」できることがポイントであって、いくつかの言葉は脳に刻まれるはずだ。


すると、物理に対する抵抗感が少し薄まる。

物理に慣れるための最初の一歩という意味では、本当の入門書と言えるだろう。