包茎治療クリニックの常勤医の話 PART4 | 包茎治療クリニックの愉快なMenMen

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東京の某包茎手術専門クリニックでカウンセラーとして働いてました。そこで出会ったいろいろな人達、いろいろな経験をブログにしてみました。

さて、今回も「包茎治療クリニックのお医者さんの話(常勤の先生編)で紹介した先生のお話PART4です。


なぜか齢をとってから医学部に挑戦し医者になったけど、インターンが辛くてドロップアウトした先生。



基本的に無口で大人しい先生で、私達にも丁寧な口調で会話する先生でした。

スタッフの控え室でも、必ず英文の本を読んでいました。


同じ読むものでも、「自称イケメン先生」が常に車雑誌かH雑誌

(包茎治療のクリニックは、男性向けの雑誌に広告を出していたので、

クリニック内には広告代理店から送られてくるH雑誌・車雑誌などが

たくさんあった)しか見ないのと大違いでした。



医者になるには、大学の医学部を卒業して、国家試験に合格しなければなりません。 それには年齢制限はありません。


この先生は最初、国立大学(旧帝大)の工学部・大学院を卒業して、

そのまま大学に残り研究を続け、その後アメリカの大学に留学しました。

そして何を思ったのか、日本に帰ってきたら今までのキャリアを投げ捨てて

医者を目指して受験勉強を開始、地方の国立大学の医学部にみごと合格。


でも、医師の国家試験に合格して医者になったのは40歳を過ぎてからでした。


つまりこの先生、18歳で大学に入学してから医者になるまで、

ほとんど大学で勉強していたことになります。

少し、浮世離れしたモラトリアム先生でした。


医者になった後、何を思ったのか外科の研修医として

大学病院に勤務しはじめた。

外科系の医局と内科系の医局って、雰囲気が全然違うようで、

外科系は職人肌・・徒弟制度のような上下関係がうるさい世界。

ヘマをすれば足で蹴っ飛ばされるのは日常茶飯事(外科はオペ中に、清潔なグローブを手にはめるので足を使う)。


いままで研究畑でやってきた先生には世界が違って大変だったらしく。

2年して医局をドロップアウトして、包茎治療のクリニックに転がり込んできました。


いったいなぜ医者になったのでしょう。

アメリカで何か医者を目指したくなるような出来事があり、高尚な理想に燃えて

医者を目指し、挫折したのか・・・?



ある日、スタッフの控え室で先生と二人だけになった時に

「先生は何で急に医者になろうと思ったのですか?}と聞いてみました。


すると

「コンピューターを相手に研究するのに、ある日ふと飽きてしまって、

今度は医学部で人を対象にした研究がしたかったんですよ」  勉強が好きなんだなぁ。


「じゃあ、何で臨床系の外科の医局に入ったんです?」


「お酒を飲まされて、外科の医局に無理やり入れられてしまいまして・・・」・・・・。


キャリアはほとんどゼロでも

ベテラン医師の風格を漂わせていた先生でした。