包茎治療クリニックの常勤の先生方の華麗な(?)経歴を披露しましたが、
非常勤の先生方・・・・アルバイト医者ですが・・・、こちらは日の当たる場所を歩んでいらっしゃる先生がたが多かったです。
包茎治療クリニックは勤務時間は短く、時給・日給は良く、拘束も緩い、仕事は楽・・・
日々大学病院や一般の病院で、朝早くから夜遅くまで働き、夜勤まであり、学位を目指している先生方は勉強もしなければならない、でも生活費も稼がなければならないという先生方にはうってつけの勤務環境なのです。
ですから非常勤の先生方は、
親が普通のサラリーマンで苦学生あがりの先生が多く、
普通の人の感覚が通じる人が多かったです。
だから腕も良いかというと・・・・それは別問題ですが。
お医者さんにとって勤務する病院は勉強・研究の場でもあるので、
自分の専門の診療科以外で勤務するのは・・・
まして自由診療のクリニックは病院じゃないから!!と思っている医療関係者は当時多かったし、
所属する大学病院の医局では自由診療の病院へのアルバイトは禁止になっているケースが多かったので、みんな内緒で働きにきていました。
もう15年ちかく前の話ですが、
病院の入り口に挙動不審の男・・・。
帽子をかぶり、サングラス、口元はマスク・・・。でも背広・・・・・。
いきなり病院に入ってきてスタッフルームへ・・・・。
ちょっと、あんた誰?。
「えっ F先生!!。どうしたんですか・・・その格好・・・?」
なんと今日勤務の予定のF先生です。
F先生は内科の先生で、当時は大学院を出て、大学病院の内科に勤務していた先生です。
「いやーー。ここで僕が治療した患者さんだと思うけど・・。うちの大学病院にも患者で来院しちゃって。
医局に包茎治療のアルバイトがばれちゃったんだよぉ。 まいったよ~~。どうしよう~~~。
医局長には、知らぬ存ぜぬと誤魔化したけど・・・参ったなぁ~~」
と、真っ青です。
「本当は今日来たくなかったんだけど・・・
そういうわけにもいかないもんね~~」
「医局から追放されたらどうしよう・・・・」
大丈夫です!先生!! うちの常勤の先生になってください。先生の腕でしたら大歓迎です。
内科の先生でしたけど、器用な先生で、
患者のためにできるだけ丁寧な手術を心がける先生でしたので、
大学病院を首になってくれれば・・・・うちはウェルカムでした。
このF先生、なんとか窮地を脱したらしく、
何とか大学病院に残れ、何と医学部講師まで勤め
現在は、都内の大きな総合病院の内科部長になっています。
包茎治療の合間に、医学書で勉強していたぐらい真面目な先生でしたから・・・これからもご活躍をお祈りいたしております。