太鼓持ちをしますと言った時には、

周りから

そんなスケベな事を仕事にするなんてバカかと言われましたが、

それでもやり括って何とか夜逃げもせず今までご飯を食べて来ました。

 

今の歳になって、

サラリーマンをしていた知人が、

年金だけでの生活は辛いとか言って来ます、

そんなの私に言われても知らんがなぁですが、

今まで働いて来たのだから蓄えがあるでしょうし、

年金も私みたいな国民年金より数段沢山頂いているので、

どう見ても勝ち組ですと答えた。

 

太鼓持ちをすると言った所で、

誰も仕事内容は教えて下さらない、

自分で資料を集め艶話や艶芸を作り、

信頼される為には簿記も法律も勉強して、

何とか太鼓持ちと言う商品を作り上げた。

 

商品を作るだけでは、

ほとんどの人は知らないので、

知ってもらう為に販売力を付けないとダメなので、

アレコレ試行錯誤しながら販売まで持って行く。

 

そこで売れたとしても、

相手はそんなモン遊びでしか無いとバカにして、

支払いをして下さらない人も何人か居た、

商品を買ったら支払いをするのが同然なのに、

それすらして頂けない、

それでやっと現金が入っても、

そこから着物を買い生活するには四苦八苦だった。

 

それから比べるとサラリーマンをしていた人は、

確かに学生の時勉強されて会社に就職されたのですから、

自分の価値を売り込めたのですから大したモノですが、

会社に行けば仕事があり、

月末には給与が頂けるのが当然の世界で生きてきた。

 

それで仕事の場所や機械や道具は

会社が用意していて自分で揃える必要も無いし、

作った商品を売った代金を支払ってもらう為に、

自分がアレコレして回収までする必要も無い、

会社として集金し、

会社が利益が出ていようと例え赤字になっても、

何とか給与は支払ってもらえる、

そんな世界で暮らして来られた。

 

それで退職したら仕事が無いし

年金だけでは生活は苦しいと私に言われても困る、

自分がしている仕事が

次の人に変われば継続する仕事ならば、

歳を行けば定年退職するのは分かっているのだから、

自分にしか出来ない仕事を就職している間に構築するか、

勉強して新しい事にチャレンジして置く必要があると思うだけです。

 

毎月キチンキチンとお給与が頂ける素晴らしい環境に居たのだから、

会社でも税引き純利益は5%とか10%とかあるのが当たり前なら、

自分もお給与の中から、

毎月10%くらい残して後のお金で生活して、

自分の資産を作ってそれを投資して資産を増やす事だと単純には思うだけ。

 

仕事がキツかった辛かったからと言って、

それを乗り越えたからと自分にご褒美と称して、

欲しいモノを買ったり飲食しに行ったりしているのでは、

自分の純利益を欲しいモノを提供して下さった人に上げただけで、

相手へのご褒美でしか無い。

 

それでは老後は楽しく暮らすことは難しいのではと、

知ったかブリッ子で答える、

お話を聞いていると私と同じで甘い感じがする、

別に苦労しなさいとは言わないが、

楽しい老後の生活を夢見ていたのなら自分で前から準備しないと、

誰も準備はして下さらないのが現実です。