後期高齢者に入って3年目、

イツ何処でどうなるか分からない体になったので、

調子が良い時には

自分が行きたいと思っている所に遊びに行く事にしています。

 

側から見れば気楽な爺さんだし、

そんなので良く生きて行けるモノだと思うかも知れないが、

食べるのだって

その辺に残っているお野菜でお味噌汁にして頂いて、

ご飯もそんなに食べられなくなった、

その分医者に掛かる費用が増えただけだ。

 

歳を重ねると、

あまり人混みの所は避けて

自然豊かな所でユッタリと過ごしたくなるので、

まだ動ける内にと大阪に行って来ました、

相変わらず道頓堀界隈は人で一杯、

外国人の観光客も増えてました。

 

久しぶりに阿倍野にあるあべのハルカス美術館へ

尾張徳川家の至宝展を見て来ました、

現存する最古の源氏絵と言われている国宝の源氏物語絵巻や、

国宝初音の調度品はやはり見応えがありました。

 

他にもお遊び道具の貝合わせに貝桶や、

蒔絵が施された硯箱や囲碁将棋双六にカルタなども多数展示されていて、

やはり武家なので戦道具類も展示されていました。

 

黒織部の冬枯れの銘がある筒茶碗で

一服頂きたいですモノだと眺めていました、

その後せっかく大阪に来たのですから、

大阪は粉モン文化なのでお好み焼きを頂きました。

 

大阪はビルが高いからか道が狭いからか、

それとも人が多いからなのか分かりませんが、

何かしら圧迫感と狭い感じと忙しない感じがするので、

次に京都に向かいます。

 

 

京都に着くとなんとなく落ち着きます、

やはり太鼓持ちしていた時の来慣れた街だからでしょうか、

道幅も広く感じますし、

人の動きも忙しい事も無いので、

自分の感覚には合っています。

 

まずは三十三間堂の前にある京都国立博物館へ、

雪舟伝説展が開催されていたので、

ここに行かせて頂きました。

 

最初は雪舟の国宝や重要文化財の作品展から始まって、

その雪舟の作品から学んだ

雲谷派・長谷川派・狩野派の作品が続き、

多くの絵師が影響を受けた作品が展示されていて、

見応えのある量と質でした。

 

江戸時代の婚礼の時に嫁ぐ娘に持たせたと言われている、

見合いから始まり婚礼に初夜の水揚げに出産し宮参りまでの、

絵巻も展示されていて、

初夜の夜の寝室の掛け軸は

立て掛けてある掛け軸の箱書きには雪舟筆の文字が入った、

艶かしい場面の春画も入っていました。

 

よく歩いたので歩き疲れましたが、

何とか歩けたので何時迄も歩けます様にと、

足腰に効くと言われている護王神社に参拝してから帰って来ました、

楽しかったです。