宇治川の東側にある宇治神社の本殿は

鎌倉時代初期の建物で重要文化財です、

あちこちに「みかえり兎」が描かれていて、

何でも良縁や正い道へと導いて下さるそうです、

 

私は最初に訪れたのは中学生の頃だったと思いますが、

太鼓持ちの道が正しかったのでしょうか、

今までグレもせず夜逃げもせず、

何とか食べて来れましたから、

多分導かれたのでしょう。

 

宇治神社から宇治橋を渡って世界遺産の宇治平等院へ、

人生の裏道ばかり歩いて来た2人なので、

当然表門では無くて南門から、

アホ2人ですし裏口から入りますから、

入場料おまけして下さいますかとお聞きしましたが、

笑って1人一人前の料金を取られました。

 

 

そこからまずは鳳凰堂へ、

鳳凰堂に入るには1時間待ちと言われたので、

鳳凰堂が映る阿字池(あじいけ)を一回り、

鳳凰堂の両翼の建物と中心の建物は繋がってない、

どうやって両脇の建物に行くのかと

ボケ老人がアホ老人の私に聞いてくる。

 

そんモン知っていたら、

もっと賢い人と付き合っている、

ボケとアホだから何とか付き合っていけてるのだから、

そんな哲学的な難しい質問は

お互いしないでおきましょうと回答した。

 

六角堂は平等院鳳凰堂の解体修理の時に出た

廃材を流用して作られたモノだそうで、

今は休憩所の東屋になっています。

 

鳳翔館には、

国宝の梵鐘や

屋根の上に付いていた鳳凰に

雲中供養菩薩像や十一面観音立像などの

文化財を展示されていました。

 

平等院を出た時は丁度お昼時間だったので、

宇治川の辺りのあじろぎの道沿いにある、

小洒落た日本料理家さんへ、

予約無しでも入れて頂きました、

大変美味しかったです。

 

そこから折角宇治に来たのですから、

大河ドラマの「光る君へ宇治大河ドラマ展」を拝見しに行きました、

まひろ・紫式部役の吉高由里子さんの

少し下向きの愁を満ちたお顔のパンフレットから、

昔の自分の青春時代の思い出が蘇りました。

 

そこから宝蔵神社へ行きましようと言うので、

行くと何だか雰囲気が違う、

どこにも神社らしいモノは無くて、

立派な建物が有った、

ここは最初に行った神社と同じような匂いと感じがするので、

そそくさと帰って来ました。

 

何でも名前が良いとか

聞いた事の無い神社名だけを頼りにして行くと、

本来の神社では無くて、

神社らしきモノが存在するだけ、

私は古来からの自然崇拝の神社が好きなので、

今回は最初と最後は、

合わない感じがしたので、

そそくさと出て来て、

お菓子屋さんで宇治茶関係のお菓子を買って帰りました。

 

やはり宇治に行ったら 

宇治上神社や平等院が似合いますし、

何と無く心にシットリと馴染む感じがあります、

宇治ではお参りした後にはやはり宇治抹茶を頂いて、

スッキリした気持ちで帰りたいモノです。