太鼓持ちの取材をさせて下さいとテレビ局の人が来たので、

まぁヒマ潰しに相手しましょうかと思って、

最初は気楽に話していました。

 

相手は全く知らないお座敷遊びの話を聞くモノですから、

一応私のホームページを見て調べては来ていましたが、

そんなモノでは太鼓持ちの本質は分からなかった感じから、

質問して行く内にのめり込んで行く様子が感じられました。

 

 

2階の本棚を見て手書きでまとめた資料を見て、

艶っぽい着物の裏の額やジュバンを見てビックリされたのでしょう、

太鼓持ちの表面しか見てなかった事に気がついたのかも知れません。

 

荒井さん福井に太鼓持ちさんが居られると聞いて、

興味があって番組で取り上げられたらと思って来たのですが、

本当の太鼓持ちさんのお仕事を紹介しようとしたら、

1本の番組を作らないと、

単にテレビで紹介するだけでは、

太鼓持ちの深さが分からないとかおっしゃていました。

 

太鼓持ちも旦那さんの事を褒める時には、

旦那さんの懐の中に飛び込んで、

興味とどうしての疑問が次々と出てきては、

旦那さんをヨイショしながら

懐の中に入って行く感じと同じなので、

この人太鼓持ちと同じ手を使ってヨイショして、

私から引き出すつもりなのかと思いました。

 

それで、

そう思うのだったら1本の番組を作ったら良いですが、

上司の人を説得して作るだけの熱意があれば

何とかなるんじゃ無いのと言っておきました。

 

そんなに簡単に1本の作品にまとめるには、

相当の取材が必要だし、

太鼓持ちには出演料も出さないとダメですからねと言いましたが、

どうも出演料まで考えては居ないようですし、

作ってもスポンサーが付かないと制作費も出せませんから、

それは無理だとは思いますがね。

 

せいぜい何処かの番組の中で、

太鼓持ちを紹介するコーナーが作れれば御の字でしょう、

たとえ太鼓持ちの番組を作った所で、

一般的には知らない世界なので、

それ程興味も湧かないでしょうし、

難しいとは思います。

 

それでもヤリこくって番組を1本作るか、

テレビ局がダメと言われたら、

それではと会社を首になっても良い覚悟で、

自分でユーチューブにでも上げて発表するか、

そこまでの勇気が有る人なのかどうか、

今後の動きが楽しみです。

 

時代の流れは

マスメディア時代からネット社会へ移行しています、

テレビ局もその流れからは抜け出せませんが、

それでも会社の中に居ればお給与は保証されていますから、

そこから抜け出して

一匹狼で野生で生活する覚悟があるかとうかが試されますね。

 

人の事だから面白半分に書いてますし、

常日頃から

「太鼓持ち信じる者は救われない」とか「

太鼓持ち信じる者はハマるだけ」とか言ってますから、

太鼓持ちの軽い口車に乗ってホイホイと乗ったらハマるだけです、

やはり自分の人生ですから、

自分で考えて結論を出して行動する事です、

全て自分の人生は自己責任の世界です。