中途半端な時間に何時ものボケ老人が顔を出したので、
何?何か用事?どうしたの?と聞き返したら、
ヒマなので来ましたと言って、
ヒマですかと私に聞いて来た、
そりゃぁ見ての通りヒマですと答えると、
それじゃ遊びに行きますかと来たもんだ。
どうでも良いけど今から何処へ行くのと聞くと、
私の多分知らない滋賀県の草津から大津に掛けての
神社に行きましょうと言ってきた。
それは最初から計画して仕組んであって誘いに来たと言う事です、
まぁどっちでも良いか、
ヒマ潰しに遊び回れるのならとホイホイと車に乗りました。
車の中では今までアチコチ遊び回っては失敗した話は、
突っ込まれツッコミする話が沢山あるし、
コレから経済はどうなるのかと言う事まで、
互いに気になっている事を互いに言い合いますから、
車の中は男2人何がそんなに面白くて楽しいのと、
第三者から見たら言われるくらい、
笑いながら突っ込みながらの車中なので、
早くも目的地に着いてしまった。
着いたと言われても何処に付いたのやら、
何だか林の前に止まったので見たら鳥居がありましたので、
神社だと判明しただけ、
荒井さんは来た事無い所でしょうと言うので、
初めてだと言うと、
ボケ老人の相棒は嬉しそうな顔をしていました。
何せ私が
行った事が無い場所とか神社に連れて行くのが楽しい性格らしい、
ニンマリしながら私も初めてですと言いながら境内の中に入りました。
滋賀県野洲市の兵主(ひょうず)大社で
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命)
が祀られている神社でした、
兵主と書いて「つわものぬし」とも読めるので、
中世には武将の信仰が厚く、
源頼朝や足利尊氏による社殿の造営をはじめとし、
数多くの武器や武具類の寄進があり、
社宝として伝わっているそうです。
石の神橋を渡ると
両袖の有る楼門を潜り拝殿でお参り、
拝殿前の両方の狛犬には
包帯のような白い布が巻かれていたので、
気になって神主さんに聞いてみたら、
病気治癒を願う願掛けだそうです、
何でも聞いてみないと分からないモノです。
拝殿左側に庭園があり、
拝観料1人200円と書かれているが、
鍵がかかっているので、
これも社務所で聞いたら、
拝観できますと言うので、
お支払いをして拝観をお願いしました、
今は花も咲いてないし別に何も無いですと言われましたが、
折角来たのだから拝観することにしました。
神社にしては大規模な神社庭園で池には大きな鯉が泳いでいました、
何でも水の流れを利用して祭祀が行われていた土器が出土しているそうです。
本殿右側には舟入り水路と書かれている池がありました、
昔はここまで神社庭園に水を引き入れる導水路や排水路が作られて、
琵琶湖から船が入れるようにもなっていたのでは無いかと思われます。