青葉が目に優しくなる春ドスなぁ~、

何や知ら~んけど、

女の人もモコモコ着て居たのから、

羽織るのも少のぉなって、

ヒラヒラしたお洋服になったんを見ると、

何や知らんけど体がムニュムニュと、

うずきますなぁ~、

そやから卯月(うづき)て、

言ぅんどっしゃろかぁ~…ってネ。

 

4月に入ると

京都祇園の「都をどり」が始まりますと、

そりゃぁ~若くて綺麗な舞妓ちゃん達が、

そろって笑顔でヒラヒラと舞いはったら、

太鼓持ちハンの鼻の下も長ぁ~くなりはって、

チーュリップみたいになりますエェェ…、

頭の中の青虫も蝶々にになって、

もぉヒラヒラしてます。

 

京都祇園甲部歌舞練場で開催されていましたが、

耐震対策をする為に平成28年から、

京都芸術劇場・春秋座で開催されてたんドスけど、

今はまた祇園甲部歌舞練場でされます。

 

明治5年の京都博覧会の附け博覧として、

舞妓・芸妓さんの歌舞を公開する事となって、

続いている京の春の華やかな風物詩で、

チケットも取りやすくて毎年の楽しみドス。

 

舞妓さん達が、

柳桜の枝と団扇を持って

都をどりわぁ~」「ヨーイヤァーサー!!」と現れて、

総踊りから始まります。

 

詩人の吉井勇様も

「都をどり」を観られて「小鼓を打つ手のそろう 艶やかさ 君も混じりて 出来た嬉しさ」

と読まれています、

きっと中に好きな舞妓はんが居られたのでしょうなぁ。

 

公演前には、

ご希望によってお茶席もご用意されていて、

お手前は「立礼式」お薄のお茶碗やお菓子皿には、

八ッ団子の祇園甲部の花街紋が付いてます。

 

京都四条花見小路周辺の祇園甲部のお茶屋さんの玄関先には、

赤地に白抜きのつなぎ団子の提灯が付けられて、

夕方からは灯りが入り、

より一層艶めかしく春めいた気分に誘われますなぁ。

 

京都五花街の紋章は、

祇園甲部が8個の串団子の輪の中に甲の字入り、

祇園東は8個の串団子の輪で、

宮川町は三ッ輪重ね、

先斗町が千鳥、

上七軒が5個の串団子2本で輪になったモノです。

 

五花街のをどりは、

祇園甲部が「都をどり」、

祇園東が「祇園をどり」(秋に開催されます)、

宮川町が「京をどり」、

先斗町は「鴨川をどり」、

上七軒は「北野をどり」を開催してます。

 

昭和5年に作られた「祇園小唄」の中に、

 忍思いを振袖に…と唄われています、

四条通りを東に突き当たれば、

八坂神社の裏手には、

日本画家の東山魁夷さんが描かれた「花明かり」の

枝垂れ桜で有名な円山公園、

奥にはひょうたん池があります。

 

「都をどり」を好きな人と拝見したら円山公園なんぞを散策して、

明治42年にタバコ王と言われた

実業家の村井吉兵衛によって

賓客をもてなす迎賓館として建てられた長楽館へ。

 

ここで一服お茶でも頂いて、

もし上手い事行ったら、

2008年にホテルとして新館が本館に隣接して作られたので、

そこで1泊するのも良いものですなぁ、

お好きにしたらよろしオスがなぁ。