前日には今日はお天気が良いのでと、
何時ものヒマ老人が遊びに誘いに来て、
岐阜県の徳山ダムとプラネタリウム館の藤橋城に行ったのに、
翌日にもお天気が良いのでとドライブに誘いに来たので、
こっちも又ホイホイと車に乗って遊びに行く事にした。
昨日は山側だったので今日は海側なんて言って出発、
三国の松島水族館を過ぎた辺りに、
砲台跡の案内板が出ている、
私は前は何度か前は通ったが行くのは初めてなので、
どんなんだろうと見に行きました。
海岸線の方に少し降りると、
弓形状に石垣が積まれていて外面は土砂で築かれていて、
5箇所石垣が低くなっていて砲眼が開いている。
前の海は岩礁が出ていて上陸しにくい場所に造られていた、
幕末に幕府による海防強化策が講じられる中、
いち早く丸岡藩の砲術家栗原よって、
ペリーが率いるアメリカ艦隊が浦賀に来航する前年に造られていて、
鍛台場(かじだいば)とも言われて、
国の史跡にも指定されています。
この場所から海を見渡すと、
見晴らしは良くて石川県の能登半島まで見渡せます、
一度も砲台は使われなかったそうですが、
異国の侵略を許すまじとの気迫を感じました。
そこから石川県加賀市の橋立町の方に行って、
北前船主の屋敷や資料館を見に行く事にした、
橋立は昔太鼓持ちで行った事があるが、
初めは橋立に来て欲しいと言われて、
京都の丹後半島の天橋立だと思っていたら、
石川県の橋立と言われて、
同じ橋立が福井県を挟んで
2箇所有る事に不思議さを感じた事を思い出しました。
橋立からは多くの北前船主を輩出したので、
日本一の富豪村と言われる程の巨万の富を築いたそうで、
北前船の里資料館は北前船主酒谷長兵衛によって建てられた、
広大な屋敷をそのままに展示しているそうです。
前回行った時と変わって外の塀は新しくなっていて、
中の展示物もずいぶん整理されて展示されていました、
北前船の模型・遠眼鏡・船箪笥・和磁石・船絵馬などが展示されていて、
大広間には囲炉裏が切ってあり、
仏間には大小一対のお仏壇がそのまま展示されていました。
近くの北前船主屋敷の蔵六園は酒谷家の屋敷で、
何でも大聖寺藩主が訪れて、
庭に亀に似た石が御目に止まって、
亀が両手両足と頭と尻尾の6つを甲羅の中に仕舞い込むので、
亀の事を蔵六と言うそうで、
その仕舞い込んだ亀に似ているので、
この屋敷にある庭を蔵六園と命名されたそうです、
この屋敷は私は初めて行かせて頂きました。
庭の木々は岩盤をくり抜いて植えてあるそうで、
石は全国の銘石を北前船で運んで来て配してあるそうです、
全館紅殻漆塗りで、
ガラスは昔の波を打ってるガラスでした、
建具屋調度品も良いものが展示されていました。
何時もながらプラリと出かけたのですが、
中々見応えのある場所を今回は回って来ました、
楽しかったです。