今日は節分ですが、
今日だけが節分では無くて、
各季節の始まりの日の
立春・立夏・立秋・ 立冬の前日の日は、
節分と言われていて
季節を分けるの意味があるそうです。
江戸時代以降は 特に立春の前日を指す場合が多く、
これが定着して
今では節分と言えば今日の日に一般的にはなりました。
「福は内、鬼は外」と声を出しながら炒り大豆の福豆を撒いて、
昔は立春から新年になりましたから、
来年度の福の分も加えて、
年齢の数+1の豆を食べて厄除け邪気除けを願う行事をします。
節分にお茶屋遊びをすると、
舞芸妓さん達は普段と違う装いで「お化け」をして、
お座敷に入りますし、
お化けどすと言って
お座敷に芸妓さん達のグループ事に入って来て、
それぞれ今年の出し物を披露します。
その後太鼓持ちが鬼役となり
福豆を撒かれて逃げ惑いますが、
旦那さんは福豆と一緒にお札を丸めて撒かれますから、
舞妓・芸妓さん達は一生懸命に拾われます。
豆まきが終わると、
全員が恵方の方角、
今年は東北東に向いて
目を閉じてお寿司の丸かじりをしますが、
食べてる間は声を出してはいけないので、
旦那さんは舞妓・芸妓さんに、
胸触るよ~と言いながらお尻触ったりのイタズラをするのです。
目を閉じているので何時されるか分からないし、
何処触るか分からないし、
声出せないしで、
悶える姿が素晴らしいものです。
2月に入りますと、
京都の花街は節分ムードでいっぱいです、
季節の変わり目からは、
目には見えない
「おぬ=隠=鬼」の邪気が生じると考えられていた為に、
悪霊を払う行事「追儺(ついな)」の行事が行われ、
その一つが節分の豆まきです。
鬼は目に見えないのを、
人間に分かるように描くにはどうすべきか、
陰陽五行説によると、
陰の冬は12月を表し方角では北で十二支では子(ね)、
陽の春は3月を表し方角では東で十二支では卯(う)、
ではその陰の冬と陽の春との境目はと言うと、
北と東の境目の真ん中は東北となります。
東北から鬼が来るので、
東北の方角は鬼門となり、
12月の子(ね)・1月の丑(うし)・2月の寅(とら)・3月の卯(う)の真ん中は、
丑(うし)と寅(とら)の間が鬼門となるので、
恐い鬼の姿は丑(うし)の角が生えていて、
寅(とら)のパンツを履いている、
恐ろしい姿として表しました。
その恐ろしい鬼を退治する為に、
柊(ひいらぎ)の枝に焼いた鰯の頭を刺したモノを、
玄関口に立てて、
臭気と煙に弱くて、
入れば柊の葉のトゲで目を刺すゾ、
との脅しで鬼は来れないそうです。
豆には新芽が出る生命力と魔除けの呪力が備わっているし、
豆(まめ)=魔滅で悪魔を滅亡させる力が有るので、
煎った豆を「鬼は外、福は内」と言って、
鬼にぶつけて邪気を追い払うのが、
節分の行事となります。