10日に3年ぶりに去年開催され、

今年も福井市毛矢の毛矢黒龍神社で、

商売繁盛を祈願する十日えびす祭りで

福餅まきが行われたそうで、

撒かれた福餅を拾いに行ったお客さんが、

ワザワザお裾分けと称して持って来て下さった、

福が勝手に舞い込んだ感じでありがたい事です。

 

蒔いた福餅の中には10個だけ赤い餅があって、

それを拾われた方には熊手が進呈されるそうです、

赤い福餅はもらった中には無かったですが、

それでも福餅3つ持って来て下さいました、

ありがとうございます。

 

どうして毛矢黒龍神社で十日恵比寿なのかと言うと、

毛矢黒龍神社の境内に

1989年に再建された西宮恵比寿神社の社殿が有り、

そこから毎年福餅まきが開催されていたのですが、

コロナの感染拡大で2021年と2022年は中止だったのが、

去年から福餅まきが再開されたそうです。

 

毛矢黒龍神社は古代より

ヤマトの国を4つの柱で守っているそうで、

南は熊野大社・東は鹿島神宮・西は厳島神社で、

北が黒龍神社と言われていますが、

地図上で定規を当てて直線を引くと、

北は若狭神宮寺・若狭彦神社・若狭姫神社となり、

そのまま北に線を伸ばすと常神半島の先端にある御神島になります。

 

常神とか御神とか、

友人に連れられて行きましたが、

今ではトンネルが何箇所か出来ていて、

簡単に行く事ができました、

常神社もあって山の方から気持ち良い気が流れて来ていました、

何かしら古代からの

北の朝鮮半島や中国大陸との関わりを暗示している感じを受けました。

 

それで黒龍神社がある毛矢黒龍神社や

船橋にある黒龍神社へ

南の熊野大社から直線を引くと、

東西の直線と南北の直線が交わる所は、

何と滋賀県の竜王町になります、

地名で見ても摩訶不思議な感じを受けます。

 

不思議な感じがして

以前一度竜王町を訪れた事がありました、

そうしたら万葉の才色兼備で代表的歌人の

額田王(ぬかたのおおきみ)の父親鏡王は近江の豪族で

壬申の乱で戦死しているそうで、

額田王も近江出身だとの説もあります。

 

中大兄皇子(後の38代天智天皇)と

大海人皇子(後の40代天武天皇)の兄弟で、

この額田王を巡って恋の争いが

672年の壬申の乱を起こしたのでは無いのかとも言われていて、

恋の鞘当てがあった場所が竜王町近辺だと言われています。

 

竜王町には鏡神社が在って、

ここで鏡を生産されていたようです、

日本に渡来した渡来した

新羅の王子天日槍(あめのひほこ)の従者の1人が、

この地で鏡を生産した豪族が鏡王だったのかも知れません。

 

鏡神社には

源義経が奥州に行く途中で元服した場所だとも言われていて、

近くに元服池があり、

神社参道には源義経が参拝した時に

烏帽子を掛けたと言われている烏帽子掛け松の切り株がありました。

 

 

そんな事を思いながら頂いた福餅を冷凍していたのを、

昨日鍋をした時に入れて頂きました、

もらった時にはまだ柔らかくて搗きだちだったので、

美味しいかったです、

ありがとう。