今日の午後8時45分からのFBCラジオ

「太鼓持あらいの好色浮世咄」は、

京都の一見さんお断りの

お茶屋に揚がって遊ばれる旦那さんは、

どんなモノを食べているのかと言うお話です。

 

 

有名な一流経営者の方達なので、

さぞや料亭の美味しいモノを食べておられると、

普通的には思います、

 

確かに高級料亭でのお座敷に

太鼓持ちとして呼ばれる事も多くありますが、

お茶屋は基本食事は出さ無い所、

お酒とオツマミ程度のモノが出されるだけです。

 

それでもお茶屋で食事がしたいとなると、

仕出し屋さんから運ばれて来ます、

そんなお座敷は多いですが、

一流のお客さんになると、

そんな料理ばかりでは飽きが来ます。

 

それと

一般的に今流行っている食べ物は何かも知りたい、

でも小さなお店に入って、

皆さんに顔がバレている人が、

数人のお供を連れて食べに行くとなると、

色々と問題が考えられますから、

どうしてもそのお店には行きにくいが、

一度は食べてみたいと思うモノです。

 

では、

どうするかと言うと、

お茶屋のお姐さんに

流行ってる店の商品を買って来てもらって、

それをお座敷で食べて、

今流行のモノの味を知ると言う方法に、

お茶屋を利用もしてます。

 

今からの季節になりますと、

有名なお店の蒸し寿司が食べたくなりますが、

そこのお店は土間で、

簡易テーブルが3つと狭いカウンターがあるだけ、

そこに順番を待って店の前で並んで、

狭いお店の中で食べる訳にも行きませんから、

どうしてもお茶屋への出前を頼んで頂きます。

 

太鼓持ちがお茶屋に揚がり始めた頃には、

どのお茶屋でも蒸し寿司は

同じお丼を使ったお店のモノだったので、

多分旦那さん達は気に入られているお店だろうと、

直接聞く訳にもいかないので、

自分でアチコチ探して見つけて、

それから毎年冬には食べに行ってました。

 

でも、

去年はコロナ感染拡大で京都に行けず、

食べられませんでした、

残念、

今年は出来たら行きたいモノです。

 

あと、

お座敷では芸妓・舞妓や太鼓持ちは

飲むモノは頂きますが、

噛むモノは食べない事になっていますが、

 

唯一お座敷で皆さんで食べるのは、

おうどん食べが有ります、

お茶屋に居る全員にも振る舞われますから、

この時は芸妓・舞妓も太鼓持ちも頂く事になっています。

 

それでも芸妓・舞妓さんの中には

帯をシッカリ締めているので、

食べると辛い人とか、

次のお座敷では声を出す必要があるとか、

色々とご都合が有る場合には

「へぇ~おぉきにぃぃ…」と返事はしますが、

食べるのが難しいと

「台抜き」でお頼申しますぅ、

なんて言います。

 

さて、何の事やら、

単におうどん食べだけに呼ばれる

芸妓・舞妓さんも居られます、

そんなおうどん食べに、

どうしてわざわざお座敷に揚がるのかは

ラジオでお話しています、

お楽しみに。