最近、小児を中心に水ぼうそうが流行っているようです。先日も当院にお子さんが来院。

 

人差し指に水泡が一つの状態でした。本人曰く「痛い」との訴え。

 

臨床上、虫刺され、水ぼうそうあたりが鑑別なのですが・・・

典型的ではないと判断し、虫刺されと診断しました。

 

翌日、皮膚の症状が拡大したとのことで、再診されました。

今度は、ほぼ典型的皮膚症状(分布もふくめ)であり、迅速診断デルマクイック施行し、VZV陽性を確認。

 

虫刺されでなく、水ぼうそうの診断に改め治療を行いました。

 

症状の出現時期のどのタイミングで受診されるかで診断が変わることがある典型です。

 

まあ簡単に言えば・・・診断が間違っていたということですね。