アトピー性皮膚炎の治療の基本は保湿とステロイド外用剤を中心とした外用治療です。


これがいまだに普及されておらず、治療のコンプライアンスが上昇しないでいる場合が多々見受けられます。


そして網膜はく離などの合併症や心理的問題、家庭問題にも関与し不登校などの社会的問題にも影響しています。


以前から「脱ステロイド」といった医学的に根拠のない意見や民間療法によって確立した感があるこの厄介な傾向は「いまだ存在しており、日々の診療の中でも時に出会います。


ステロイド外用は標準的治療で医学的エビデンスにのっとったものなのです。つまり本当に信用してよい医学的情報なんです。


そして副作用についても、内服するステロイド治療の場合とは異なるのです。


たとえば内服する場合のムーンフェイス(満月様願)、高脂血症、糖尿病、骨粗鬆症、胃潰瘍などの全身疾患など、まず最強のステロイド外用剤を全身に毎日大量に使用するでもしないと起こり得ないのです。


さらに皮膚症状でも、色素沈着がおこるとか日光にあたると色素沈着するなどの誤った情報も、一般的な情報として浸透している面も見逃せません。


ただし使用法を誤ると副作用はありえますので、やはり皮膚科医により治療計画を立ててもらい使用するのが望ましいのです。


アトピー性皮膚炎のかたは正しい知識を身につけて、医学的根拠にそった診療を受けましょう!



<a href="http://www.houjinhihuka.com/ " target="_blank">江東区にあります、芳仁皮膚科医院</a>