そろそろ花粉症・・・・を意識して来院される患者さんが増えてまいりました。関東では来年のスギ花粉飛散量は例年の10倍量ともいわれています。花粉でもスギ花粉を始め、ひのき、カモガヤ、ハルガヤ、ブタクサなど雑草系やイネ系などのあらゆる花粉に過敏症を持たれている患者さんにとっては最悪の状況予測です。




これらの花粉症(アレルギー性鼻炎)とは戦うというより、喧嘩しないで過ごしていくことにつきるのです。相手は花粉と微粒子ですから、基本は目にみえないはず。




対応策の基本は逃げることなんです!

花粉の飛散が多い日は出掛けない、マスク、めがね、などで目、口などの粘膜面への花粉の付着を防ぐこと、皮膚炎をおこしやすい方は帽子、コートなどで防護することがもっとも重要です。


自宅に戻り次第、玄関で花粉の付着した衣服をおいて、すぐにシャワーなどで花粉を洗い流す、うがいをするなども大切です。

このような状況でも花粉症を完全に防ぐことはできないのが周知の事実でしょう。ペットの散歩の後もワンちゃんに付着している可能性がありますし…

面倒です。

室内のまめなお掃除、空気清浄機なども…



また体力が低下しているときはさらに花粉症の症状が強く出てしまいますから、よく寝て、バランスの良い食事をすること、ストレスを和らげることなど当たり前のことが大切になります。


ここまでしても、花粉症の症状が現実出てしまいますし、ここまで出来ない方もいらっしゃいします。



そこで医療的に治療(予防的または治癒的)を必要とするのです。

花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療方法は以下のごとく種々のものがあります。

1)抗ヒスタミン・抗アレルギー剤・副腎皮質ホルモン・漢方薬内服

2)点鼻薬

3)免疫療法(注射や減感作療法)

4)局所手術(トリクロル酢酸塗布、下鼻甲介粘膜切除・焼灼術)

5)スーパーライザー(自律神経調節作用、局所炎症改善作用)


当院ではすべて上記の方法(減感作療法以外)をとりいれており、個々の症状、社会的背景、患者の希望などを考慮して保険治療を行っています。



私は皮膚科でありながらレーザー治療の専門ですから、10年以上前より、耳鼻科の先生がたでもあまりされていないころからアレルギー性鼻炎のレーザー治療をおこなってます。

方法として局所麻酔して炭酸ガスレーザーやアルゴンプラズマなどを用います。両方の鼻の治療をしてもわずかに10分程度です。くしゃみ・鼻水・鼻づまりのいずれにも効果はあります。



長年の辛い花粉症やその他のアレルギー性鼻炎の症状改善にぜひトライしてみてはいかがでしょうか?方法や適応についてはホームページや一度来院の上ご相談ください。




<a href="http://www.houjinhihuka.com/ " target="_blank">江東区にあります、芳仁皮膚科医院</a>