最先端の治療の行く末は・・・
一部記事の抜粋です。厚生労働省は29日、自由診療として本人の脂肪由来の幹細胞を投与された50代女性が、治療中に急変し死亡したと発表した。実施した○○クリニック対し、この治療の提供を一時停止させる緊急命令を出した。患者の死亡を受け、再生医療安全性確保法に基づく緊急命令を出した初の事例だという当院では、以前高濃度ビタミンCの点滴を行っておりましたが、何事もなく患者さんへの不利益を与えることはありませんでした。しかし、その後取り扱いをやめております。世間的には有害事象の少ない治療法として今も残されています。今回の幹細胞由来の点滴についても、数年前に興味をもちましたが、静脈内投与なのでもう少し様子を見たいと思っておりました。静脈→心臓→動脈→全身臓器に散布→細胞レベルに供給→何らかの作用を起こすという過程を経ます。良い治療になることを願っていますが・・・・どうなっていくのか見守りたいと思います。