年明けで1月だった気がします。
中学3年の子でした。
友達と帰宅途中だったそうですが、人様の家の壁を蹴り上げてしまい、壊れてしまったそうです。
どうやら木造だったらしく、気が付かれる前に逃げ帰ったらしいですが、その時、家にはいらっしゃったらしく、すぐに学校に連絡をしたそうです。当然、翌日、校長室に呼ばれてお話しがあったそうで、弁償まで言われたそうですが、
相手の方から、今回は反省だけでいいです、となったそうです。もちろん、彼らは謝罪したそうですが。それで、塾に来て、その話になったのですが、その校長室の話が放課後だったので、その日は塾に来れなかったのです。だから一部始終を聞いてみました。
ところが本人は全く反省してなくて。
謝罪したら許してもらえるもんですね、
とか、許すんだったら、呼ばなくてもいいじゃんとか。
呆れて、わたしは注意したのですよ。
警察に届けられていたら、どうなっていたか
わかるのか、相手の方に感謝すべきだ、と。
黙ってはいましたが、ここまで軽いと何か罰があった方が良かったですよ。
さぁ、3月に入りまして、入試の1日前。
事件は起こりました。この子、塾に来る途中、自転車で転倒したのです。
アタマまで打ったらしくとても痛がっていたので、親に連絡。即、病院に連れて行ってもらいました。おかげさまで、何とか翌日は入試を受けています。そして、合格しています。
さて、なんで転倒したのか、その理由です。
急いでいたら、ガーブでの転倒だったそうですが。本人は話さなかったのですが、わたしは見当はつきました。
なぜ、急ぐはめになったのか。
宿題をやっていなかったのですよ。
だから、来る直前にやり始めてギリギリになった。提出されたものを見たとき、わかりました。
それは1週間前に出されたもので、余裕を持って渡しました。
前述のとおりの子なんで、おわかりいただけるのでは。実は日頃の宿題もそんな感じでした。
わたし、バチが当たったな、って思ったのです。
実は。もちろん、心配はしましたよ。
なんとか、受験ができただけでも良かったとは思いましたし、しかも合格。本当に安心しました。
でも、かえってくるものはかえってくるのだな、と。
今はどうしているのかは全くわかりませんが、
ちょっとぐらい気持ちを入れ替えて高校生活をしてくれていることを祈るばかりです。