霊的体験談 | 住職の気ままブログ

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ようきんささった
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自家製ブログです。
住職歴3年目ですが ご一緒に人生修行しましょう。

『小さな子どもと山』

 

梅雨に入り本日は本降りでした

ムシムシして山寺の当寺では

2台の除湿器をフル回転です

朝と夕方にはそれぞれ満水状態です

 

この頃になると無性に昔体験した

霊的体験がふと蘇ります

 

全国津々浦々のお話を色々と聞いていると

『山』については様々な話があります

怖い話・有難い話

拙僧の体験したお話です

昔、あるお寺での体験です

そのお寺では、3日~4日間僧侶が

交代でお堂の守り当番をします

 

その当番の2日の夜の事です

雨が降り、ムシムシしておりました

夕食を済ませ、ゆっくりし夜9時半頃には

布団に入りました

 

山寺ですから、よほどの事が無い限り

エアコンがありませんので

網戸にして扇風機を回して寝ます

 

どれくらい経ったかわかりませんが

何処からか子供の声がします

『・・・ ・・・ ・・・』『・・・ 痛い・・・』『・・・痛い・・・』

男の子の声です 痛い・・・と聞こえます

何だろうと 眠い目を開けて方向を見ると

 

壁の隅で男の子がお腹をおさえて泣いています

『僕どうしたの?』『お腹が痛いの』

『僕のお腹こんなになったの・・・・』

と言った瞬間・・・・内臓・血がドバーと

 

拙僧はビックリしてうわーと言ったと思います。

でも次の声が出ません・・・・・立ち上がる事も出来ません

エライこっちゃー

そや・真言や・・・・真言が出ません・・・・・

 

しばらくして落ち着いたので普段唱えている

不動明王真言を唱えましたが、子どもは消えません

そやー光明真言だーと思い切り替えました

 

『おん あぼきゃべい・・・・・』数遍唱えましたら

男の子が『ありがとう・・・・』

と言って消え去りました。

 

その後も自分が大汗で喉がカラカラに

なるまで光明真言を唱えていました

 

私自身が幽霊と言われる存在を間近で

見たり対話したのは初めてで

この体験が忘れられず

勤務が終わり下山してから

先輩僧侶に聞いてみると

この山は聖地なので49日が終わると

この山を登って旅だたれると言われている

信仰があり、私のような体験を数人の

僧侶の人があると聞きました

 

ある山に詳しい女性は、丑三つ時に

杖を突く音で目が覚めると
白装束の人が五・六人が金剛杖をつきながら

山を登って行ったと話していた

お坊さんがいたと聞いたことがあるそうです。

拙僧も神仏の導きで不思議な体験をしたことは

多々ありますが、幽霊に間近で合ったと思うのは

三回だけです。これが初回です。