「はい…ええ…そうですか…
あぁ…それは全然知らなくて…すみません…
わかりました…色々としていただいたのに…。」
夫は食い下がるでもなく懇願するでもなく
意外にあっさりと引き下がっていました。


区長さん…最初に挨拶をした感じでは
そんなに怒っている様子もなかったんだけど…
「またその節はよろしくお願いします…。」
そういって夫は電話を切りました。
私はあわてて夫に近寄り聞きました。
「どうしたの??ダメだったの??なんで??」

 

電話を終えた夫は受話器を元に戻すと
ダイニングの椅子にドシっと乱暴に座ると
両手で顔を抑えながら深いため息をつきました。
「あいつら…自治会に入ってないらしいんだ…。
だから他の人に頼むことが出来ないらしい…。」 


そうだ!区長さん…どこかで会ったことがあると思ったら
自治会の加入に家に来たことがあったんだった
自治会って…私は入らなければいけないものだと思って
その場ですぐに承諾したけど…
入らないって選択肢もあるのか… 

 

「この地区は、ここ以外は古くから住んでいる人たちばかりで
古くからの行事や習慣を割と重んじていて、
出来る限り入った方が今後の付き合いも円滑になるし
子ども会にも入れなくなるから入った方がいいって
結構勧めたらしいんだけど…

 

自治会費を払いたくないとか
役に選ばれると面倒だとか、結構な大口をたたいて
断ったらしいんだ…。 


組長さんもそれは覚えているから
協力してもらえそうにないし、会員でもないから
自治会として人を動かすこともできない。
子どもの事は心配だけどどうすることもできないって
区長さん申し訳なさそうに言ってたよ…。」

 

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