B美さんに写真を見せてもらっている間に
さっきまでAちゃんの事を話していた
他のお母さんたちは

「ほらほら、集まって!!」
と言いながら子どもを1か所に集めて
一生懸命写真を撮っている…
お祝いの席だから悪口で雰囲気を悪くして
悪かったな…と思っていたんだけれど
 

きっと悪口をずっと言い続けるほど
他のお母さんたちはAちゃんや

Aちゃんの家族の事に
全く興味がないんだろうな…

悪口としてでも興味を持ったり
意識したりする存在じゃないんだ…
Aちゃんはそれほど幼稚園では
透明な存在なんだろうな…
そりゃそうだよね…
あれだけ他人に対して無関心なんだもん
相手だって興味を持つはずないよね…

お母さんと子どもたちの集合写真を
撮影してあげて、私はC香さんといち太の待つ
個室へと戻りました…
Aちゃんの事を考えていたためか
私は変な表情だったようで…
「どうしたんですか??」とC香さん…


「ううん…。」と言いつつ、思い出した
Aちゃんのおばあちゃんの言葉…
C香さんに言わないとって思っていたんだった!
「そういえば、Aちゃん家の下の子
もうすぐ生まれるかもって…!」