先日行った福岡は残暑が厳しく、とっても蒸し暑かった~。
東京とは3~4℃は違ってましたね。
今週の東京は最高気温が25℃以下とめっきり涼しくなってきました。
そんな東京に帰ってみると、またまた素敵な贈り物が。
8月5日には「洗練(Urbanity)された味・第一弾」で「白桃」を紹介しましたが、
今回の第二弾は、「果物の女王、マスカット・オブ・アレキサンドリア」です。

マスカット生産量は、岡山県が全国のなんと93%で日本一なんです。(ちょっと得意気)
原産地は北アフリカで、紀元前から栽培されている著名な品種です。

masukatto1芳醇な甘みと気品高い香り。
その高貴な香りはクレオパトラをも魅了したと言われています。
歯切れの良い果肉。
果皮は透明度のある美しい黄緑色。
その果皮を口の中で噛むと、マスカット特有の強い芳香がその優雅さと格調を誇示するんです。

ところで、美味しいマスカットの見分け方って知ってました?
  ①房をつなぐ枝を見て干からびているものはパス!
  ②粒にハリがあり色の濃いものがベスト。
  ③緑というより黄色い物の方が完熟して美味しい。
①は重要です。マスカットは緑の芽が緑の房に育って緑に熟す。だから見た目は早採りも完熟もほとんど差がないんです。その見分け方で、枝が干からびているものは、早採りして店頭で古くなった可能性があるんです。

次に、美味しい食べ方ですが、30分~1時間ほど冷やして、皮ごと口の中へ入れるのが通な食べ方。
噛んだ瞬間に広がる香りと上品な甘味、パリッとした食感をお楽しみください。

ちょっとお洒落な食べ方は、(私は大好きです)
皮と種を取ったマスカットにシャンパンを注ぎます。
小さな泡がグラスに弾け香りが増し、爽やかな美味しさを演出してくれます。

これを書いていると、「ピオーネの方が美味しいよねー。」とか、「種無し葡萄の方が、、、」とか、聞こえてきます。
たとえ皮が剥きにくかろうが、種があろうが、粒が小さかろうが、「マスカットは“果物の女王”だ!」と思ってしまう岡山出身のVOICE担当でした。