この間、娘がお世話になっている事業所で
映画上映会がありました。
「ぼくと魔法の言葉たち」
自閉症のオーウェンが
ディズニー映画をきっかけに
家族や社会と繋がるドキュメンタリーです。
公開時に娘が映画館でみて以来の再鑑賞。
「2017年と2021年では
自分の見え方が変わった!
なつかしさと新鮮な気づきがあったよ。
やっぱり序盤から号泣してしまったわ(笑)」
どんな風に感じ方が変わったのかなぁ
4年前と今年のレビューを
つづけてキロクします。
【娘の感想 2017年】
信じて きっとできる!
自閉症のオーウェンのリアルな生活が
より身近に感じられ、
ディズニーアニメの名作が
大きなスクリーンで味わえる作品でした!
ジャングルブック
美女と野獣
ライオンキング
ノートルダムの鐘
リトルマーメイド
ピーターパン
ピノキオ
そしてアラジン。
オーウェンが大好きなキャラクター
”イアーゴ”が登場する物語。
オーウェンと家族を繋ぐ架け橋になり、
家族みんながオーウェンの世界に入るきっかけ。
そして、彼が社会とコミュニケーションをとる
取っ掛かりにもなった。
友達が欲しい時は「ジャングルブック」
何かを乗り越えるときは「ダンボ」
いつもそばにはディズニー映画があった。
私もうつ病になって、
一番しんどい時に映画と出会って
苦しい時も楽しい時も、
いつも映画と一緒に過ごしてきた。
たとえば
パイン缶を見ると「恋する惑星」を思い出すし、
ブランコを見ると「生きる」を思い出す。
クリームブリュレといえば「アメリ」だし、
トランペットの音を聞くと
「五つの銅貨」を連想する。
調子のいい時は「お早よう」の勇ちゃんのマネで「アイラブユー!」と言ってみるし、
辛い時は「若者のすべて」のアランドロンの涙を思い出す…
映画と生活し始めて、
それまでモノクロで味気なかった毎日に
少しずつ色が付いて
鮮やかになった。
これは私にとって衝撃的な出来事。
やっと生きている実感が持てたし、
日々の生活が楽しくなってきた。
オーウェンは学校でディズニークラブを立ち上げる。
ディズニー映画を観て語り合う活動なんだけど、
そのクラブをジャファーの声優が訪れる!
この場面には、私も大興奮!
声が渋くてめちゃくちゃかっこいいんですよ~。
彼がディズニーを通じて
人と交流が出来たように、
私も映画のおかげで
生きる喜びを感じることが出来ている。
私は明日、明後日、その先のことを
考えるのが苦手で
不安な気持ちや緊張が勝ってしまう。
ここ数日、眠れない夜が何日も続いていた。
でもこの映画のおかげで、
将来に対してすこし前向きになれたかな。
自分のしたいことをすればいいし、
焦らずゆっくりやっていけばいいんだ。
そんな風に思えた。
これからも映画とともに…
(2017年4月30日)
4年がたちました。
今回久しぶりに再会した映画の印象は・・・?
次の記事につづきます。
ちなみに私の映画感想は↓こちら