”鏡をのぞくなよ。

君の前任者は鏡に取り憑かれた”

PTSDを患う警官ベンはアルコール依存症になるが

復職に向けて断酒&投薬治療をしている。

繋ぎの仕事は廃墟デパートの警備員

巨大な鏡を懐中電灯で照らすと手の跡が。

こすっても落ちない。

どうやら鏡の中からつけられている。

見上げると無数の手の跡が!

なんだ、ここ?

気味が悪い。何か秘密がある。

刑事の本能が動きはじめた!

 

 

ミラーズ

アレクサンドル・アジャ監督

2008年

キーファー・サザーランド

ポーラ・パットン

エイミー・スマート

 

ホラー映画で描かれるが好き。

家族や恋人を救いたいという必死さが

恐怖に油を注いでくれるから。

今作は父ちゃん頑張る映画です。

「リング」では息子を守るために

別れた夫婦が力をあわせますが、

「ミラーズ」では子供2人を守るために

別居中の夫婦が団結します。

夫は元警察官、妻は解剖医。

刑事と医師という2人の職業

大いに活かした脚本で、

夫婦それぞれの持ち味が出てますよグッ

奥さん役はポーラ・パットン。

見覚えのある美人さんだと思ったら

トニー・スコット監督「デジャヴ」に出演照れ

 

 

 

 

  鏡の中では文字が反転

オーメンやエクソシスト風の音楽が流れる冒頭。

タイトルやキャストの名前が逆さま

風景も上下、左右が逆にうつる

万華鏡のようにな世界。反転文字がカッコイイキラキラ

私たちの生活って鏡にあふれているなぁ。

パソコン画面、TV画面、写真立て、アクリル天井

洗面所、ロッカー、車のバックミラー

サイドミラー

そして…

 

  感想

それは鏡から鏡、姿が映るモノへ

移動しながら追いかけてくる!

夜警の仕事するベンが巡回をしていると

過去の凄惨な火災現場が映り、

試着室から叫び声が。

 

カーテンをめくると…いない。

 

合わせ鏡をすると

ヒクヒク痙攣する女の脚が映ってる!!

俺、頭がどうかしたのか?妄想か?

やがて自分宛てに小包が届く。

自殺した前任者からだ。

なぜ見ず知らずの俺に?

男が送ってきたのは新聞の切り抜き。

デパート放火犯の記事だった。

放火犯は家族4人を殺し、

デパートに火をつけ、本人も既に死亡。

 

皆、”エシカーを探してる”と証言していた。

 

彼らはエシカーに辿りつけなかったため、

呪い殺されたのか。。

 

ってことは、俺の家族も危ない!!!

 

ベンは解剖医の妻に捜査協力を頼み

前任者の死について調査開始。

鏡の破片で喉を切ったらしいが、

現場写真をみて驚く。

ナイフに血が一滴もついてないぞ。

家族を危険から守ろうと

家中のを撤去しはじめる。

子ども部屋の大きな姿見を

の塗料で塗りつぶそうとする。

”理由を説明しても信じないだろ?

お前たちを守るためなんだ”

家政婦と幼い子供達は怯え

妻は精神を疑う。

アルコール依存薬の副作用

幻覚を見てるのでは?

妻は息子がに話をしはじめたのも

夫に影響されたせいだと思い込む。

しかし!

妻はみてしまう。

息子が立ち上がっても鏡に映る息子は座ったまま

黙ってこっちを見てる!

”貴方を疑ってごめんなさい”

夫婦は窓を新聞紙で覆い、

鏡や額に塗料を塗りはじめた。

ベンの妹に魔の手がのび、

救うことができなかった。

打ちひしがれるベン。

百貨店の鏡を叩き壊そうとしても

銃で撃っても穴はふさがる。

「狙いは何だ?!」

鏡に文字がひっかかれていく。

 

キ、キ、キリ、キリ、キリ

 

エシカー

以前、この建物は精神病院で

鏡の部屋で治療されていたらしい。

エシカーという入院患者の足取りを追って

彼女が逃げ込んだ

唯一鏡のない建物へと向かう。

 

一方、自宅の鏡を封印し安全を確保したが…

ドアノブが残っていた!

鏡に操られた息子と

息子を助けたい母親の攻防がスタート。

お嬢ちゃんも危ない!

蛇口から水があふれ、床は水びたし

足元がばりにΣ( ̄ロ ̄lll)

”水に近づいてはいけない”

はたして、この決着は?!

 

終盤は一件落着かにみえたが…

ひねりが効いた展開にビックリ!

 

「おっはてなマーク最後に伏線回収だびっくりマーク

 

切ない余韻が残る好きなラストですよ。