炎のゴブレットに選ばれると
後戻りできない。
三大魔法学校によるトーナメントが開催された。
参加資格は17歳以上。
代表選手3名が選ばれるが、
青い炎が再び燃えあがった!
宙を舞う紙片に書かれていた名は…
17歳に満たないハリーポッター
尻込みするハリーだが、
ゴブレットの決定は取り消すことも、
放棄することも許されない。
命がけの3つの試練に挑む。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
マイク・ニューウェル監督2005年
ダニエル・ラトクリフ、ルパート・グリント
エマ・ワトソン、ロバート・パティンソン
(画像お借りしました)
地上波で久しぶりに観賞。
主人と娘は「アズカバンの囚人」が好きで、
私は「炎のゴブレット」推しです
好みのアイテムが盛りだくさん
ハリーの入浴シーンもありますよネ
4組の父子の関係性が面白いです。
魔法省の役人クラウチと息子
ヴォルデモートと父
ハリーと父
セドリックと父
息子にとって父親の存在が、
光と闇をわける一端を担っているような演出。
二度三度と鑑賞すればするほど、
奥行きが感じられますね。
【感想】
3つの恐怖に立ち向かう試合。
私が最も好きなシーンは2番目の恐怖。
黒い湖に棲むマーピープル(人魚)の場面です。
私、幼稚園の頃から人魚に目がなくて
人魚や水中人が登場するだけで萌え萌え
プリンセス物語の中でも、
人魚姫は魅力的で残酷だなぁと、
子ども心に思っていました。
声と引き換えに脚をもらう、
約束の期限をすぎると消えてしまう、
そんなハイリスクの設定が危うくて儚くて
心惹かれるんですよね
今作では、ホグワーツ魔法学校にある
寮の風呂場の窓に人魚がいます。
ステンドグラスの人魚が長い髪をかきあげ、
ハリーの様子を見物する姿。
もう、それだけで胸キュン
第一の課題でゲットした金の卵。
次の試合のヒントが隠されています。
「卵をあけてみてよ!ハリー」
仲間たちが注目するなか、
留め金をはずして開くと・・・
キーーーン
耳をつんざくような金切声。
「風呂場に卵を持っていって、
ゆっくりお湯に浸かるといいよ」
アドバイスをもらい、
浴室で再トライしてみるが、やはりダメ。
そこへ嘆きのマートルが久々登場!
泡で下半身を隠すハリーに急接近
からかいながら、さりげなく示唆します。
「私なら、卵を水の中に入れてみるわ」
お湯の中で卵を開くと
キラキラが輝き、歌声が響きます。
”探せ 声をたよりに
我らが捕えし者
探せよ 1時間”
水中での宝探し?
1時間も水中で息をとめられるのか?
友人ネビルがくれたエラ昆布を食べると、
手足に水かき、首にはエラが。
呼吸がラクになり、スイスイと泳げる。
人魚の声をたよりに、4つの宝のもとへ。
宝とは・・・モノではなく、人でした。
親友ロン
ハーマイオニー
初恋の人チョウチャン
フラーの妹カブリエル
4人のうち3人が、
ハリーにとって
大切な宝物なんですよね
そこが面白い。
ハーマイオニーも、チョウチャンも
救出してくれる騎士がやってきます。
ハリーはロンを取り戻せばいいだけ。
だけど、残る一人はどうなる?
自分には直接かかわりのない少女だが、
フラーにとっては宝物なのだ。
助けがこない以上、
このまま残しておけない。
「一人につき一人だけ」のルールを
破ってでも救いたい。
2人を両脇にかかえるが、
重くてなかなか浮上できない。
残り時間はわずか。
エラ昆布の効力がきれてきた。
手の水かきが、消えてしまう。
息が苦しい。
意識がもうろうとしはじめる。
大勢の水魔がハリーに襲い掛かる!
2人を先に浮上させ、
水魔をひきつけるハリー。
そして
最後の力を振り絞って呪文をとなえた!