主人公はPTSDに苦しむ高校生。
精神病院を退院した彼に、
水泳部のコーチが言う。
「あくびするし遅刻するし
「あくびするし遅刻するし
楽しくないのか?
精神病院で頭に電気でも通されたか?
精神病院で頭に電気でも通されたか?
かわいそうにな」
娘の感想です。
2年前、彼女は自分責めという、
うつ病の症状の一つに
苦しんでいました。
あらすじ
退院して学校生活にもどったコンラッド。
浮かれて楽しげな同級生たちが遠くに感じる。
そんな時、
入院先で友達になったカレンと再会。
「楽しいクリスマスを!
生涯最良の年にしましょう。
努力次第よ!元気だして」
笑顔で病気を乗り越えたようにみえる彼女。
娘の感想
主人公が口にする言葉のほとんどは
私自身の言葉。
わたしと母と父の姿が
今作と重なって見えて、
「課題やテストを完璧にこなさなければ」
勝手にプレッシャーをかけ
この映画の主人公は
愛する兄を目の前で失った。
毎晩悪夢にうなされ、
ふとした瞬間に
昔の幸せだった記憶が思い出されて
辛くなる。
父親とも上手く話せない。
息子を心配する父は
「新しい精神科の先生はどうだ?」
と訊く。
息子は
「お金が高くつくから
やめてもいいよ」
と返す。
母親と口論になる息子。
自分は悪くないと分かっているのに
「さっきのは本心じゃないよ、ごめんなさい」
傷つけたくないから。
どうせ分かってもらえないから。
コンラッド
「(自分を責めることを)
ついに、事なかれ主義だった
お父さんが主治医を訪ねる。
そして
お母さんは息子に抱きしめられ
黙って震え泣く。
傷が癒えていないということ。
心の傷が癒えるのは簡単なことじゃない。
何年もかかる。
2時間の映画では
おさまりきれない。
現実的に描いた
真っ白な雪が積もった早朝、
親子は強く抱き合った。
ちなみに私のレビュー→こちら