ピート・ドクター監督から
エアメールが届きました。
モンスターズインク
カールじいさんの空飛ぶ家
インサイドヘッドを製作した人物です。
直筆サインイラストが嬉しくてありがたくて。
2015年娘がうつ病に。
2016年学生生活を送りつづけ、
2017年重症化し、寝たきり生活へ。

喜びという感情を失い、
悲しみに押しつぶされていました。
 
私は、娘のカナシミとの付き合い方が
わからなくて途方にくれていました。
 
そんな私に道標を示してくれた大切な1本、
「インサイド・ヘッド」
ピーター・ピート・ドクター監督

 
監督がご自身の愛娘のために
製作したアニメーション映画です。
それまで
ネガティブはダメ、
ポジティブでいなくちゃ。
そういう偏った考え方をしていた私たちに、
「そうじゃないんだよ。」と、
優しく背中をなでてくれた物語。
これだ!目からウロコでした。
感想は↓
 
2017年。
感激した娘はファンレターを書くことに。
消しゴムで福助、だるまさん、富士山を彫り、
手作り便箋に押して映画の感想をしたためて
アメリカへ送りました。

 

手紙の抜粋

 

病気の症状で、記憶がフラッシュバックして辛かったとき
悲しみなんてなくなればいいのに、と思っていた。
けれど自分が間違っていることに気づきました。
 
ヨロコビカナシミが手をつなぐラストシーン。
思い出の玉が青と黄色に。
悲しみの後には必ず喜びがやってくることに気づきました。
 
 
JOY(喜び)SADNESS(悲しみ)
2人のキャラクターも消しゴムはんこで。
カードを同封して、ポストへ投函。
 
2018年。
大阪心斎橋で開催されたピクサー展へ。
インサイド・ヘッドのフォトロケに大興奮♪
そして2019年。
パニック障害の認知行動療法として
ディズニーシーへひとり旅した娘。
「インサイドヘッドのキャラクターには
遭えなかったけど、癒されたよ」
リュックにヘルプマークをつけて
12年ぶりのTDS
さらに2019年3月5日
思いがけず監督さん手書きの
カナシミヨロコビが届きました。
「みて!ヨロコビが腕をひろげたところに
私の名前が!Hello Hiroko!って…
手紙に書いた2人のイラストを描いてくれて
嬉しいなぁ♪」
 
優しい方だねぇ。
2年前に送った手紙、
読んでいただいたんだね。
 
本当にうれしい日になりました。 
桜の花とJOY&SADNESS