草津温泉といえば、ドドドッと迫力満点の湯畑。
あの湯量、あの熱気。近づくだけで顔が“岩盤浴モード”に切り替わるほどです。
そしてご存じの方も多いですが、草津のお湯は超・高・酸・性。
なんでもクギを入れておくと溶けるとか溶けないとか……。
(※もちろん実験は控えましょう。)
硫黄もたっぷりで、THE・硫黄泉の代表格。湯畑の湯気に包まれると、
「あぁ、これぞ温泉来たな〜」と鼻が勝手に納得します。
さて、写真をよく見ると、岩肌に何やら“緑色のモヤモヤ”が。
「湿ってるし、まぁコケでしょ」と思うじゃないですか?
ところがどっこい。
これ、温泉に生息する立派な “微生物” なんです。
彼ら、太陽の光を浴びて光合成したり、硫化水素から硫黄を作ったりと、まるで“温泉の中の小さな職人たち”。
しかも、生息環境はなんと 90℃以上・高い酸性。
普通の生き物なら「無理でしょ!」と即退場のレベルですが、彼らは「むしろ快適」と言わんばかりに繁殖しています。
一説によると、地球がまだ火山だらけだった頃──
そんな“原始の世界”を生き抜いた生き物たちの末裔らしいのです。
湯畑、奥が深い…。
硫黄の香り漂う温泉地では、意外とあちこちに“緑の住人”がひっそり暮らしています。
次に訪れたときは、ぜひ少ししゃがんで岩の色にも注目してみてください。
そこには、億年単位で地球を生き抜いたタフな生命が、静か~に息づいています。

