朝の横手市。
宿泊したホテルのバルコニーに出ると、澄みきった青空の下に街が静かに広がっていました。
低層の建物が連なり、その向こうには秋田らしいなだらかな地形。
朝の空気はひんやりとしていて、なんとも心地よい時間です。
少し視線を下げると、街の中を貫く奥羽本線。
ちょうど列車がゆっくりと走り抜けていきます。
通勤や通学の時間帯なのか、日常のリズムが淡々と刻まれている様子が、旅人の目にはどこか新鮮に映ります。
こうして高い場所から鉄道を眺めていると、「旅をしているなあ」という実感がじわりと湧いてきます。
この日は早めの行動。
横手市を朝に出発し、車を走らせることおよそ1時間半。
8時半ごろには角館に到着しました。
武家屋敷の町として知られる角館ですが、まず迎えてくれたのは落ち着いた佇まいの角館駅。
黒を基調とした外観に、控えめながらも品のあるデザイン。
観光地の玄関口でありながら、どこか静かで、背筋がすっと伸びるような雰囲気があります。
横手の朝の街並みから、奥羽線のある日常、そして角館の凛とした空気へ。
ほんの数時間の移動ですが、景色も空気も少しずつ変わっていくのが、旅の面白さですね。
今日も良い一日の始まりです。


