沢渡温泉を出発して、次に向かったのは 群馬県中之条町・六合(くに)地区の 尻焼温泉。
「川が温泉になってるってどういうこと?」と、行く前から頭の中はハテナだらけ。
でもワクワクは止まりません。
クネクネとアップダウンの激しい山道を進むこと約40分🚗
車はジェットコースター気分。
そんな道のりを乗り越えると、尻焼温泉の駐車場が見えてきました。
車を降りて歩くこと5分ほど。
小さな橋と「川湯」の看板が登場。
“川湯”って字面だけでテンション上がるのは私だけでしょうか。
橋を渡ると渓谷が開け、川の水は深い緑色。
河原の石は温泉成分で褐色に染まり、見慣れぬ風景が広がっています。
周りは山に囲まれ、人影もなく鳥の声がよく響く静けさ。
「秘境って、こういう場所のことを言うんだな…」としみじみ。
が、よーく見ると上流のほうに人影がチラホラ。
「あれが川湯?」
橋のすぐそばに河原へ降りる階段があり、そこから更に歩道を進むとその先には… 川なのに湯気がモワ〜ッ。
「え、ほんとに川が温泉なんだ…!」と、思わず声が出そうになります。
山奥の川の中に老若男女20人ほどが、気持ちよさそうに浸かっています。
この光景、初見だとちょっとした異世界。(下のイラストはAIで作成した図です)
自分も早速、川の中へ。
足をそっと入れると、お湯は40度以上ありそうで、ちょうどいい。
しかし、足元はツルツルで、岩がゴツゴツしていて、思うように進めません。
サンダルは絶対あったほうがいいです(後悔の嵐)。
そして、ちょっと休憩しようと川底に腰を下ろした瞬間―― 「熱っ!」
お尻にダイレクトに熱が伝わり、完全に不意打ち。
「昔の人は良い名前をつけたなあ」と尻焼温泉の“尻焼”というネーミングに感動した瞬間でした(苦笑)
尻焼温泉は天候で湯温が変わるらしく、常連さん曰く、雨が少ないとお湯の温度が高いそうです。
逆に雨が多いとぬるめ。
この日は晴天で、小雨が続いていたので、湯の温度は高かったそうです。
更に、川の中を歩いていると、あちこちで「ボコボコ」と湧き出す温泉。
地球のパワーを足裏とお尻?で感じられる温泉です。
尻焼温泉の名前は、「お尻が焼けるほど熱い湯が湧く」ことから来ていると言われています。
実際、さっき私のお尻も軽く焼かれました。
泉質は カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉。
肌に優しく、湯治場としても親しまれてきた歴史ある温泉です。
川の流れと温泉が混ざり合うため、場所によって温度が全然違うのも面白いところ。
“自分好みの湯温探し”という、ちょっとした宝探し気分が味わえます。
周囲には民宿や旅館が数軒あり、家族連れが「川遊び」ならぬ「野湯遊び」を楽しんでいました。
子どもたちがキャッキャしていて、なんだか平和な光景。
帰り道、欄干の上にちょこんと座る猫に遭遇。
「温泉の見張り番ですか?」と言いたくなる風格。
この子も立派な“温泉猫”です。
沢渡温泉のしっとり感から、尻焼温泉のワイルド感へ。
同じ群馬でも、こんなに違うのかと驚きっぱなしの一日でした。










