温泉♨︎ etc (10) その温泉、つるつるの理由 | Hotspringer|気ままな温泉巡り日記

Hotspringer|気ままな温泉巡り日記

各地の名湯を巡る “hotspringer(温泉巡りびと)” が温泉と旅を中心に、寄り道多め・独り言多め?で綴る気ままな記録です。

温泉に入った瞬間、


「つるつるする」


「なんだかキュッとする」


と感じたことはないでしょうか。

 

その違いを生む要素のひとつがpH(ペーハー)です。

 

pHは水の酸性・アルカリ性を示す数値で、7が中性


数字が大きくなるほどアルカリ性になります。

 

温泉に貼ってある「温泉分析書」には pH が記載されています(赤丸の中)。

 

 

アルカリ性の温泉(pH8.5以上)では、肌の表面の皮脂や角質がやさしく落ち、

 

いわゆる「つるつる・ヌルヌル」な感触に。


「美肌の湯」と呼ばれることが多いのもこのタイプです。

 

一方、酸性寄りの温泉では、


肌が引き締まり、


さっぱり・キリッとした入り心地。


効いている感じは強めですが、長湯はほどほどに。

 

 

代表的なものを pH帯ごと に、あくまで「目安」としてまとめます
※温泉は源泉、測定時期でpHが変わるため、おおよその分類として読んでくださいね。

 

強酸性(pH2未満)

 ピリッと刺激強め・殺菌力抜群。いかにも「効く」温泉。長湯注意⚠️。

  • 玉川温泉(秋田) pH1.2前後
  • 草津温泉(群馬) pH2前後(源泉により差あり)
  • 酸ヶ湯温泉(青森) pH2前後

 

酸性(pH2〜5)

さっぱり・キュッと系☺️。肌が引き締まる感じ。湯治場に多い。

  • 蔵王温泉(山形)
  • 万座温泉(群馬)
  • 硫黄谷温泉(北海道・登別)

 

弱酸性〜中性(pH5〜7)

刺激が少なく万人向けかも。長湯しやすい。

  • 道後温泉(愛媛)
  • 城崎温泉(兵庫)
  • 下呂温泉(岐阜・源泉により差)

 

 

弱アルカリ性(pH7〜8.5)

ややしっとり・なめらか。 「やさしい肌ざわり」の王道ゾーン。

  • 有馬温泉(金泉は中性寄り)
  • 箱根湯本温泉(神奈川)
  • 伊香保温泉(群馬・白銀の湯)

 

アルカリ性(pH8.5〜9.5)

つるつる・美肌の湯 👩。入った瞬間に違いが分かりやすい。

  • 下呂温泉(岐阜)
  • 嬉野温泉(佐賀)
  • 別所温泉(長野)

 

強アルカリ性(pH9.5以上)

ヌルヌル系・石けん湯。好きな人は沼にハマるタイプ。

  • 龍王温泉(山梨)
  • 美又温泉(島根)
  • 都幾川温泉(埼玉)

 

とはいえ、肌ざわりは pH だけで決まるものではありません。


成分や湯の使い方によって、体感はさまざま。

 

分析表のpHはあくまで “予習”。

 

数字を見て、湯に入って、


「お、これは好きなやつだ」

 

そんな小さな発見が、温泉巡りを少しだけ面白くしてくれます。


最後に答えを出すのは、湯船に入った瞬間の自分の肌です。