レーベル面に記入するペン | MacとXPERIA、それにヤマハとベリ。

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音楽とデジタルと、自分のエゴについての備忘録。

自分で焼いたDVDやCDのレーベルやジャケット。一時はちゃんと印刷して作ったりしていたのだが、いちいちそれをするのもめんどくさくなり、ただスリムケースやトールケースに入れてメモをつける程度で終わっている。それもどうかと思っていたのだがずっとそのままになっていた。
だがやはりディスクそのものを区別するためにも、直接レーベル面にマジックで書き込んだ方がわかりやすいと思い、重い腰をあげてやってみた。

で、普通に油性マジックで書いたところ、これがなかなかうまくいかない。
インクジェット対応のレーベルだと、マジックのインクのノリが非常に悪いのだ。というか、表面をマジックのシンナーが溶かして破壊している感じがする。とくにマッキーはペン先が固めなのもあって最悪だ。油性マジックとしては鉄板なのだが、こればかりはひどい。

これはディスクのメーカーによるのかもしれない。ちなみにいつもTDKか太陽誘電のThat'sと決めているので、他のものはよくわからないが。しかもデザインの都合上、セラミックコートのものではない。ただのインクジェット対応レーベルである。

いろいろ調べると、普通に油性でOKという人もいれば水性で、という人もいる。
というわけで、いくつか検証。
ちなみに太陽誘電That'sのDVD、シルバーレーベルとホワイトレーベル、それぞれで試してみた。

MacとDell、ヤマハとベリ。-未設定

上から順番に、

三菱鉛筆uniPROCKEY(水性顔料)
ZEBRA 紙用マッキー極細(水性顔料)
三菱鉛筆uni mediaX(CD-R用、油性)
TOMBOW PLAYCOLOR2(水性)
ZEBRA Hi-Mckee(油性)
PILOT Petit2SignPen(水性)

ちなみに最後のPetit2はブルーブラックというカラー。水性ボールペンで愛用している、どこか万年筆っぽいカラーだ。黒ばかりじゃなく、他にもあってもいいかな、と。

というわけで、結論から。
シルバーレーベルでもホワイトレーベルでも一番下のPetit2SignPenが書き味なめらか、ほどよく太く、線先も割れずにノリがいいということになった。何枚書いても変わらない。水性なので素地を溶かすこともない。しかも柔らかいので傷も付きづらい。
ただし他にはないデメリットとして、インクが一番水っぽくジューシーなので乾くのに多少時間がかかる。とはいえ、3~4分だが。それとディスクの個体差もあるが、ほんの少し滲みが確認できる。あとはサインペン特有のペン先の耐久性に関してはいくらか疑問が残る。

MacとDell、ヤマハとベリ。-未設定

PROCKEYははじめいいかと思われたのだが、2枚目以降すぐにぼさぼさの線になってしまう。紙などでペン先を整えて再度チャレンジするも、あまり復活せず。特にシルバーレーベルで乱れが顕著に。
紙用マッキー水性は両ディスクともなかなかいいが、新品のせいかペン先が固い。多少こなれてきたときにどう変化するか、である。もしかしたらもっとよくなるかもしれない。
mediaXは専用だし有名だし、よかれと思ったのだがすぐに書けなくなったり先がぼさぼさしてきたりと、このディスクにはよろしくない。ホワイトレーベルの方はまだいくらかましだが。ちなみに写真のディスクだとどちらもうまくいっているが、他に試したらさっぱり、だった。もしかしたらセラミックコートにはいいのかもしれない。
PLAYCOLOR2はまずまず。ただし先がやはりぼさつく時がある。これもイマイチ。
マッキーは極細タイプに比べればまだましだが、やはりすぐに書けなくなる。もちろん細い方でしか試してないが。

というわけで、ディスクの個体差はあるものの、やはり油性より水性の方がうまく書けるという結果となった。
DVD-RとCD-Rはその作りに違いがあるらしく、油性は素地を溶かして記録面まで腐食してしまう可能性があるためあまりよくないらしい。しかし、特に大丈夫だとのレポートもある。やはり個体差があるのだろう。

水性サインペン、なかなかのすぐれものだった。これはなかなかあなどれない。
あとはインクの耐久性だが、こればかりは今回は検証できない。
写真のディスクを一晩おいて、40分ほど再生させてみたが、回転はおかしくもならず、リードエラーも、インクが滲んで広がるといったこともなかった。
これが1年、2年と保管しておいてそのまま何もかわらないといいのだが。

ちなみに今回はあくまでもインクジェット対応レーベルのディスク。セラミックコートやつるつるしたレーベル面のものだとまた変わってくるであろう。そちらにはやはり油性がいいのかもしれない。