もう ハワイに行く必要はなくなったので、
４日ほどオレゴンの昔お世話になった禅センターにお邪魔してきました。
こうやって文章に書くと、何て気持ちの切り替えが早い人なんだ。。と誤解されるかもしれないけど
決してそんな強い人間じゃないです。 折れそうな心に包帯を巻いて癒しを求めてオレゴンに向かいました。
山奥の田舎にあるため、とても静かで風の音や自然のお花や畑や
自分の田舎に帰ったようなそんな錯覚に陥ります。
昼下がりに花畑の上にごろんと寝そべって、青空を見上げて
風のざわざわという音や、風鈴のチロリーン。。。という音に耳を澄ますと、、あれっ 私は天国に来たのかなあ、と本当にそんな気持ちになりました。
毎日、朝晩座禅して、畑や台所の仕事のお手伝いをして、食べて寝て、山の中を散歩して、
そんなとてもシンプルな生活が、いかに今の自分の心を満たしてくれるか改めて理解することができました。
これも、毎日すると飽きるのかもしれないけど、日ごろ、どたばた、ジタバタ、
あーでもないわー、こーでもないわー、あれもせなあかん、これもせなあかん。。と心がそわそわしている私には、とっても有難い時間でした。
それに、修行している人たちは皆やっぱりいい人ばかり。。本当に年齢もばらばらで いろんな個性の人が集まっているけど、まあ皆 笑顔であるし笑える人が多い。。 すごいわ。本当にすごい人たち。
各々いろいろ人生の挫折を味わったり、考えることがあり、禅を勉強するために修行することを選んでここにいるわけだが、悲壮感を顔に漂わせて生活している人は一人もいないんです。 話してみると、私だったら堪えれるだろうか、、というような とんでもなく絶望的な経験をした人たちでさえ、なんだかしっかり心を持っていきている、というか、自分自身に毎日向き合い、葛藤しながら修行し生活しているんだろうな。という印象を受けました。
皆、それぞれ人生に問題があるのは当たり前で、ここの人たちは、それを受け入れて、今を集中して生きること、に徹しているのだと思います。
簡単そうで、私にとってはこれほど難しいことはない。
いま、其の瞬間を生きるわけで、マインドを常に今現在においておくということ。 瞬間、瞬間の連続でただそれだけ。
過ぎ去った過去にとらわれず、 まだ来ていない未来に対して思い煩わず。。ということだが、一体どれぐらいの人がこんなマインドで生活できているんだろうなあ。。 と考えていたんですが、オレゴンからシアトルの岐路の途中に、まさにそれを確実にできて人生を楽しんでいるグループに会いました。
この人たちはすごいわ。。
明日は仕事なので、続きはまた次回書きます。
おやすみなさい。
ミリー