なかい ひろとしです。

 

今日は医療従事者、特にセラピスト向けの内容です。

とは言え、普通のお仕事をされている方にも

きっと有用なお話だと思います。

 

テーマは、

何事でも良い成果を出すために必要なこと

です。

 

難しい話ではありません。

わかりやすく伝えてみますね。

 

 

  患者さんからの嬉しい報告

 

Twitterでこんな投稿をしました。

 

 

 

 

ある大学病院で肩の人工関節のオペをされ、外来リハで私が担当している患者さん。 昨日大学病院を受診。 「うちでやった肩の人工関節手術の中でベスト3に入る結果になってる。学会で報告したいから写真を撮らせて欲しい」 と主治医から言われたそう。 患者さんの努力が実った瞬間。嬉しい報告でした

 

担当している患者さんからの嬉しい一言。

 

手術からの期間を考えると、確かにかなり順調だと

思っていたのですが、本当に嬉しい報告をいただきました。

 

実際に学会発表までいくのかわかりませんが、

写真は撮ってもらったそうです。

 


主治医の先生からは

「もうリハビリ終了してもらってもいいんじゃない?」

と言われるほどだったそうです。

 

まだ痛みがあるのと、日常生活で実用的に

動かせて使えているわけでは

ないので、こちらの(医師とPTの)判断としては

継続となってはいます。

 

つまりはそれくらい良くなっているということなのだと思います。

 

さらに患者さんからの一言。

これがとても嬉しくて、そして今回お伝えしたい大事なことです。

 

 

  一緒に頑張る人との相性が大事

 

患者さんからいただいた言葉。

 

私は先生(私のこと)が担当だったからとても良くなってると思うわ

 

実はこの患者さん、当院としては珍しいパターンで、

医師の診察時に、医師を通して私を担当に指名してこられたのです。

 

立ち話や挨拶程度しか交わしていなかったのですが、

その時の雰囲気などで信頼してもらえたようでした。

 

リハビリテーションですから、

手術をした先生や看護師さんたち、

当院の整形外科ドクター、

患者さんや家族さんが一体となったからこそ

ここまでの結果に繋がったと思っています。

 



だから私のお陰、という主旨の話をいただくのは

嬉しいけど、そうじゃないですよと

患者さんにお伝えしました。

 

みんなの成果だし、患者さん自身が痛みを上手に

コントロールしつつ、自主トレに励まれた

お陰ですよ、と。

 

でも患者さんはこういうのです。

「それでも先生(私のこと)じゃなかったら頑張れなかった。」

「信頼できる人だからこそ、いい結果が出るんじゃないの」

 

これはその通りだと思います。

リハビリテーションに限った話ではなく、

人と対面する場面では、人間なんだから当然、とは

言い過ぎかもしれませんが、

『相性』というものが存在します。

 

相性が悪ければ、どんなに優秀ですごい人でも

その人のことを信じたり、お願いしたりというのは

やりにくい。

 

相性が良ければ、その人のことを信じられるし、

お願いもしやすい。

そのような関係性だと仕事も上手く運ぶし、

プライベートの付き合いでも楽しいし上手くいく。

 

これは想像できるし、その通りだと思っていただけるかと。

 

そして相性というのは予め決まっている

わけではなくて、相手に合わせることで、

その良し悪しをある程度調整できると私は考えています。

もちろんダメな時はとことん、何をやってもダメ、

なんてことも当然あります。

 

 

どんな仕事でも、プライベートなお付き合いでも

相手との相性によって良くも悪くもなる。

自分が相手とどうなりたいか、どうしたいかを

考えた上で、相性というものも意識すると良いというのが

今回のお話でした。

 

私も若い時は尖っていたために、そんな相手に合わせるなんてことは

あまり考えていませんでした。

 

でも、今はできるだけ患者さんや職場のスタッフとは

反発的な関係にならないように意識・無意識的に

アジャスト出来ていると思っています。

もちろん、ダメな時もあります。人間なんて

万能ではありませんから。

自分がダメな時は他の人に助けてもらえばいいんです。

これも大事な考えかなと。

 

今回はここまでになります。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!