北川景子主演他。昼、母親。夜、ドラッグの売人。ふたつの孤独、ひとつの運命。借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希(北川景子)は、昼夜問わず必死で働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵(森田望智)。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へ狂い出す―その愛、善か、悪か―幸せを求めて暴走する、感涙のヒューマンサスペンス!
6/10点!!初・内田英治監督。オリジナル脚本です。この手のストーリーってバッドエンドに向かって転がり堕ちていくのかと思いきや、シスターフッドと母親を中心に据えてて、予想外のラストが良かったです。自分の力で何とか生きなきゃって人として立派なことなのですが、そういう人がセーフティネットの隙間から落ちがちなんですよね。夏希も死ぬ気で縋りついた先が福祉だったなら、あそこで諦めなかったら、生活保護は受けられたわけで。自力で生きようとすると人の道を外れていくという負のルートが今の日本にはゴロゴロ転がっている。でも田中麗奈ママの恨みの矛先がなぜ下っ端の売人?同じ母親だったから余計にってことかな?でも、まずは放置していた自分だったり、娘の同級生だったり、車の運転手に行くんじゃ・・・なぜ売人?と思ってしまいました。そして、渋川清彦の拳銃渡しておいて意味分かんない台詞(爆)夏希にとって売人というのは風俗よりも(なぜか)安易に見えたのかも知れないですが、我が子に誇れないという意味では風俗よりも他人を蹴落として手に入れたお金の方がもっと駄目な気がします。しっぺ返しが絶対くる。それを示唆するラストだったし。でも、疾走感とテンポの良さとエモーショナルさと脚本のバランスが◎だったので、観て良かったです。2025年公開。
