ガル・ガドット主演他。チャンスは1度きり。1時間で息子を救え。マイア・マーテン(ガル・ガドット)は、ロンドン法曹界の最前線で活躍する聡明で機転に富んだ敏腕弁護士。常に一歩先を読み、自らの手でキャリアを切り拓いてきたマイアだったが、その日常はある朝、一本の電話によって崩壊する。日課のランニング中に告げられたのは、愛する息子が誘拐されたという衝撃の事実だった。誘拐魔が提示した奪還の条件は、シンプルでありながら極めて容赦のないものだった。「走り続けろ」「すべての指示に従え」「誰にも話すな」立ち止まれば、息子の命はない―。縦横無尽に張り巡らされたロンドンの街路を走り続けながら、不気味な命令に従うことを強いられるマイア。一秒一秒が運命を左右し、あらゆる選択に重い代償が伴う極限状態のなか、彼女は「息子を救うために自分はどこまで犠牲を払えるのか」という究極の問いと対峙する。アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞歴を持つケヴィン・マクドナルド監督が手掛ける心理アクション・スリラー。

3/10点!!イギリス映画。ガルじゃなかったら間が持たないくらいの単純な構成。弁護士の主人公が裁判で対立している側の人間に息子を誘拐され、依頼人を殺せと命じられる。そして、ひたすら走る。息子の為なら何でもという母親だったので、「自分はどこまで犠牲を払えるか」という葛藤もない。走行中に何度かヘルプメッセージを発信したのも弁護士じゃなくても出来るものだし、設定が生かされていないし、ガルの魅力一択に頼りきった作品だった。そして、犯人のあの意味深な顔何・・・最後の着信捨てちゃって大丈夫なの?(汗)ケビン・マクドナルド監督の「ラストキング・オブ・スコットランド」は面白かったのに残念。2026年劇場未公開・AmazonPrime配信作品。

 

阿部寛主演他。えっ、SNSで人生終了―!?大手ハウスメーカーに勤める山懸泰介(阿部寛)は、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられる。家族も仕事も大切にしてきた彼にとって身に覚えのない事態に無実を訴えるも、瞬く間にネットは燃え上がり、“炎上”状態に。匿名の群衆がこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけまわされることになる。そこに彼を追う謎の大学生・サクラ(芦田愛菜)、大学生インフルエンサー・初羽馬(藤原大祐)、取引先企業の若手社員・青江(長尾謙社)、泰介の妻・茉由子(夏川結衣)といった様々な人物が絡み合い、事態は予測不能な展開に。無実を証明するため、そして真犯人を見つけるため、決死の逃亡劇が始まる。やがて明らかになる#ネタバレ厳禁な衝撃の真実。その“真実”はあなたの目で確認してほしい―#明日は我が身#ノンストップ炎上エンタテインメント!

6/10点!!全く無関係なのにある日突然SNS炎上に巻き込まれたという話ならありえそうで怖~ってなったと思いますが、これは完全に私怨。時系列を組み替えたトリックは途中までまったく気づかず面白かったです。そしてインフルエンサーに詰め寄る芦田愛菜ちゃんの迫力の演技は流石。今は虚偽リツイートで被害者が出た場合、リツイートした人は訴えられたら負けるのかな?懲戒・罰金程度で済んじゃうのかな?ちょうどタイミング的に今ネットの世界は憎しみに溢れていて辛いなと感じていたところでした。正義感は大事だけれど、人と人は直接相手を知らないで憎むのは違う気がします。どうしたってネットや何かを介入した時点で真実は歪められる。片側からの事実でしかなくなる。それでも辛いニュースは解決して欲しいな、協力したいなと思わせられてしまうのが人間心理を突いてますよね、本当。それで現実まで動かしちゃう国もあるわけだし。でもやはり未成年にネットリテラシーを正しく教えて、使わせるのは今の日本では厳しいと感じざるを得ませんでした。あんな使い方をして、どんどんネットの中の憎しみを吸収して正義感が歪んでいって・・・。ネットは色々が未成熟な状態で使うものではないのだなぁと。SNSで事件が起こるたびに考えてしまいますが、未成年も大人も救うのもSNS、歪めるのもSNS。クリックする前に一度立ち止まって、合っているかどうか自身に問うことがとても大事だと感じました。2025年公開。

 

エレーヌ・ヴァンサン主演他。探しにいきましょう。これからの人生を。季節は秋。ミシェル(エレーヌ・ヴァンサン)は、休暇に訪れる孫と会うことを楽しみに、家庭菜園で採れた野菜をスープにし、お得意のケーキを焼き、紅葉が色づく森の中を親友とおしゃべりしながら散歩する。そんな丁寧で満ち足りた生活を送る中、家族にふるまったキノコ料理をきっかけに彼女の過去が見え隠れし始める。残りの人生を穏やかに過ごすため、自分らしく生き抜くため、彼女が受け入れた、ある秘密とは?パリからブルゴーニュへ。“人生の秋”を楽しむために必要なのは、親友とのおしゃべり、映画に読書、旬の食材。それから、わたしだけの秘密。巨匠フランソワ・オゾン監督が描く、人生に必要な秘密とは。

6/10点!!幼い頃には仲睦まじい親子でも、些細な出来事をきっかけに愛憎入り混じったり、断絶してしまうのが親子なのだと思います。親子だからこそ、「なんでこんなことで」と思いがちだけど、親子だからこそ愛情を疑いたくなかった関係性だからこそということもあるのではないだろうか。ミシェルは若い頃から苦労人で、生きるために過酷な選択を繰り返してきた。誰に何と言われようと毅然とする強さもある。自分の過去を肯定して生きている。それはかっこいい生き方だ。けれど、老後のおだやかな人生と娘の人生を天秤にかけた時に、あの選択は、娘からしたら辛い。許せないと感じるかも知れない。そこがミシェルと娘が決定的に違うところだと感じた。こんな秘密を抱えていて、穏やかでいれるものなのだろうか。日常とはそれほどまでに秘密を隠してくれるものなのだろうか。女は強い、怖いと言われるけれど、確かに覚悟を決めた女性の強さは男性の比ではないかも知れない。でも、同性でも穏やかに生きるためにこういう選択をする女性というのは恐ろしく感じてしまう。いつか私もこれほどまでに図太くなれる日がくるのだろうか。2025年公開。