ホアン・ルー主演他。仕事を探していた22歳の大学生、白雪梅<パイ・シューメイ>(ホアン・ルー)は割のいい仕事を紹介してくれるという親切な若い女性と出会い、白雪梅はその仕事を受ける為、遠く離れた山奥へ向かう。過酷な旅の末、白雪梅が目を覚ますと、見知らぬ農家で横たわっていた。自分がどこにいるのかも分からず、財布や身分証明書、手荷物もすべて失っている。仕事の紹介者の女性の姿もどこにも見当たらない。白雪梅は村人から、村に住む40歳の独身男性、黄徳貴(ホアン・デグイ)の花嫁として売られたと聞かされ、自分が人身売買業者に騙されていたことに気がつく。彼女は黄徳貴とその家族に開放を懇願するが、彼らは拒否する。一方、黄一家羽村で盛大な結婚披露宴を開き、黄徳貴は無理やり“結婚”を成立させようとする。白雪梅は抵抗を試みるが、虐待によって捻じ伏せられた上に監禁され、奴隷のような生活を送るようになる。逃亡を図るたびに白雪梅は捕えられ、村人たちの利己主義、そして警察の無関心によって、彼女はこの孤立した村で完全に囚われの身となる。月日が経過し、白雪梅はようやく自分の家族との連絡を取ることに成功するが、それは新たな悲劇の始まりに過ぎなかった・・・。中国で全面上映禁止!!衝撃の問題作、ついに上陸。

9/10点!!2007年に公開されたものの中々日本に入ってこない作品がやっと入ってきました。情勢が不安定だから?本国上映禁止のタブー作品だから?どっちもかな。昔はどこの国でもあったと思われる人身売買による農村の花嫁獲得。本作が1999年ということはいまだにあるということですよね。まぁ、日本のアジア圏から嫁買ってきちゃうのも本人の意思がない限り、人身売買と同じだと思っていますが。ドキュメンタリータッチで本当にただその場で起こっていることを映し出しているみたいな撮り方してます。まぁドキュメンタリーだったら、その後の展開まで教えてくれるはずなのでそこが映画という終わり方でしたが。中国の正当防衛の判定って相当厳しいと聞きます。しかも、警察の隠蔽やらミスなどが絡んでいるから、彼女の人生はお先真っ暗ってこと?でも、お父さんに捨てられちゃうんじゃなくて良かった。ちゃんと彼女を大事に探してくれている家族がいて良かった。村の権力って本当に侮れない怖さがありますよね。殺人隠蔽なんて余裕でしちゃう感じ。「皆やってる」でどんな犯罪もクリアになっちゃう。それでいて、彼らは誰かの親で子どもが学校に通っているという超クレイジーな極小社会。誘拐に加担した家族の母親が「私を殺してからにして」って言った時、轢いちゃえば?って普通に思いましたけど(爆)それかシューメイも同じ迫力を見せなきゃ駄目だったし、あそこが最後の砦だった。子どももしかり。ああいうところでは、自分が身に付けているものしか守れない。離れたら終わり。警察が言っていたけれど、本当に「自分の親だったら?子だったら?このことを自分の子や孫に話せるのか?」と胸倉掴んでやりたい気持ちになりました。中国人の風潮として、利己主義や他人を蹴落とすみたいなところがいわれていますが、それでも道徳心とか人としての情とか持ち合わせているでしょ?同じ人なんだからって思ってしまうのは甘いのかな?(甘いんだろうな)シューメイが短い刑期で出てこれて家族の元に戻れたらラッキーっていうアンラッキーで満足しないといけない国。日本も少しの差はあれど、似たようなものだけど(爆)2025年公開。

 

ラクシャ主演他。寝台列車を襲う武装強盗団。だがそこには、最強の特殊部隊員がいた。ラーンチー発ニューデリー行きの特急寝台列車が40人の武装強盗団に襲撃される。乗客たちはパニックに陥るが、この列車には対テロ特殊部員アムリト(ラクシャ)が乗り合わせていた。最愛の恋人トゥリカ(ターニャ・マニクタラ)と乗客を救うため、軍隊仕込みの格闘術で応戦するアムリト。しかし仲間を殺された強盗団の一族は、報復の総攻撃を仕掛けてくる。やがて悪行の限りを尽くすならず者たちの魔手はトゥリカの身にも迫り、怒り狂ったアムリトは鬼神のごとく覚醒するのだった・・・。特殊部隊の最強戦士vs最凶強盗団40人!エンタメ大国インドの本気!爆速エクストリーム・アクション!

3/10点!!うーん、覚醒のタイミング遅すぎるよ~子ども死んじゃうし、最愛の恋人が・・・じゃ遅い!!軍人ならその前に危機察知して覚醒して~トゥリカもそれ信じてたと思うんだけど~って思いながら観てました。なので、KILLクレジットが出てからはもう消化試合。だって一番守りたい人がいないんだもん。妹いるけど、絡み少ないし。仲間も死んじゃう必要あった?親族強盗団は・・・親族でやるもんじゃないなと(苦笑)当たり前だけど情に引っ張られまくり。家長制度のせいで犠牲者増えまくり。アクション監督が韓国の方なだけあって、殺し方がエグい。バイオレンス・ノアールの域。予告編はスタイリッシュなイメージだったけど、インドの情と韓国のバイオレンスだとグダグダしちゃうって分かった。これをスタイリッシュにスピード感上げて作れたらもっと良くなっていたと思う。とりあえず、敵も味方も顔が似すぎ(爆)親父さんとか観る度に「どっちの?!」ってなってた(爆)2025年公開。

 

カヌ・クスルティ、ディビヤ・プラバ主演他。運命から、解き放たれる―ムンバイの病院で働くプラバ(カヌ・クスルティ)は既婚だが、夫は外国へ行ったきり音沙汰がない。同僚のアヌ(ディビヤ・プラバ)は密かにイスラム教徒の恋人がいるが、親からお見合い結婚を迫られている。真面目なプラバと陽気なアヌは、ルームメイトだけれど少し距離がある。住む家を追われて故郷へ帰る友人を見送りに、ふたりは都会の窮屈さから離れ、神秘的な森や洞窟のある海辺の村へと旅に出るが・・・。カンヌが絶賛する新たな才能パヤル・カパーリヤー。仕事、結婚、恋の悩みを抱え海辺の村へ旅をする、優しさに満ちた感動作。第77回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。

5/10点!!さまざまな理由で明日に不安を抱える、世界共通の誰もの隣にある困難アンソロジー。ムンバイも東京と同じく、人は多いし地価は上がり続けるし交通網は意外と脆弱だし、孤独な街で共通点が多いと感じました。そんな街で忙殺され、悩みさえちゃんと考える暇がない、というか忙殺することで悩みを見ないようにやり過ごしている日々。田舎に行き、都会の知り合いではなく、ひとりの人間として、他者にも自分自身でも自分に向き合うことが出来て、考えはすっきりしたかも知れない。でもビーチハウスの光ラストだけは!そんなピンクの光ラストだけはやめてーと思っていたら、光ラストだった・・・(爆)いやいや、何も解決してないし、この田舎の村はふと訪れたから素晴らしく見えるのであって、住んだらムンバイに帰りたくなること請け合いだからと思ってしまいました(>_<)ただの同僚で関わらないようにしてきたプラバとアヌとその恋人が、ひとりの人と人として認め合った時間が都会に戻っても変わらず、時々の救いになるといいな。カンヌのグランプリ作品だけれど、玄人向けというか是枝風味というか、好みが分かれる作品だと感じました。2025年公開。