目黒蓮、今田美桜主演他。この世界に一人きりだと思っていた。あなたに出会うまでは―。文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の娘・斉森美世(今田美桜)は実母(土屋太鳳)を早くに亡くし、継母(山口紗弥加)と義母妹(高石あかり)に虐げられながら使用人同然に扱われてきた。何もかも諦め、日々耐え忍んで生きる彼女に追い打ちをかけるように命じられたのは、冷酷無慈悲と噂の軍人・久堂清霞(目黒蓮)との政略結婚だった。数々の婚約者候補たちが三日も待たずして逃げ出したという悪評の通り、清霞は初対面で美世に冷たく言い放つ。「ここでは私の言うことに絶対に従え。私が出て行けと言ったら出て行け。死ねと言ったら死ね―」ところが、逃げ帰る場所などない美世は、戸惑いながらも久堂家で過ごすうちに、清霞が実は噂のような冷酷な人物でないことに気づいていく。そして清霞もまた、容姿や家柄ゆえに言い寄ってきたこれまでの婚約者たちと違うものを美世に感じ、硬く閉ざしていた心を少しずつ開いていくようになる。次第に心を通わせていく二人。しかしその頃、周囲では謎の襲撃事件が相次いで発生し、それはやがて、帝都全体を脅かす事態となっていく。そして、清霞と美世の前にも、過酷な運命が待ち受けていた・・・。累計発行部数500万部突破、いま最も注目のラブストーリーを塚原あゆ子監督が待望の映画化。

9/10点!!原作は途中で中断中。今流行りの異能もの。隠し能力を持つ虐げられたヒロインが名家へ設定多過ぎない?いわゆるシンデレラストーリーって今でもこんなに受け入れられるのかと驚いたり(でもヒロインも強いのが現代的)。塚原あゆ子監督の手腕で原作よりかなり映画としてアップデートされていて、映像効果でスタイリッシュに見せていく科学的な感じと和モノが上手くマッチしていて、完成された世界観が出来上がっていました。今田美桜も普段の目力をちゃんと抑えられているし、エピソードを飛ばして再構築しているけど、ちゃんとストーリーも繋がってるし、アイドル映画としても成功している。まぁ、異能の説明と新(渡邊圭祐)の扱いが雑過ぎたけど(>_<) 渡邊圭祐が二番手男子やると最強なので、対決シーン観たかったです(笑)かなり早送りで描かれているから、それぞれのキャラクターに割く時間が一瞬キャラもいるのに、ちゃんと格好良かったり、登場人物の心情に寄り添っていて泣けたり、「コーヒーが冷めないうちに」の時はそれほど感じなかったけど、上手いなぁと感じました。あとは「還魂」「るろうに剣心」辺りの近年良く出来ているとされている作品からヒントを貰っている感じがしたけど、どうなんだろう?実写難易度高めの世界観が似てるからそう感じたのかな?映像も美しく迫力もあり、楽しいお花見って感じの作品でした♪2023年公開。