北村匠海主演他。「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」その16文字から始まった、沼のような5年間。東京・明大前で開かれた学生最後の退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。世界が<彼女>で満たされる一方、で社会人になった<僕>は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされたいく。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりがくることを・・・。リアリティが胸に迫るカツセマサヒコ、鮮烈のデビュー作。

6/10点!!Twitter出身とかエモさ売りとか鑑賞する上で躊躇いになっていたけれど、後半の「え!!」という種明かしが効いていて、それまでの北村くんの感傷に浸った反応とかが一気に感情移入出来ちゃって、エモかったです(笑)エモいもどきは嫌いだけど、ちゃんとエモーショナル寄りのエモいはハマれば好き。決して自分のものにならならから、期間限定だから、いつまでも大好きでいられることってあると思う。そして、その恋が自分のものにならないまま、綺麗に別れてしまうと、その人が心の中でずっと1番のまま居座ってしまったりする。それこそ、何年も廃人級に引きずることもあると思う。これはこの手の経験がない人にはわからないと思う。単純に大学終わりから社会人始めだけだったら、素敵なマジックアワーだけど、これに本作の要素が加わると残酷で甘美なに変わってしまうなぁ(^^) 毎回、言うけど東京出身者以外がこういう東京エモい巡りな映画を楽しめるか疑問だけど、私は東京出身者なので思い出だだ被りな場所も多くて、あそこであんなことあったなーとか思い出に浸りながらエモってました(^^)2021年公開。