シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ主演他。ふたりが出す、答え。魔法と幻想に満ちた<オズの国>で出会い友情を築きながらも、ある秘密を知ったことで“悪い魔女”として民衆の敵になったエルファバ(シンシア・エリヴォ)と“善い魔女”として希望の象徴になったグリンダ(アリアナ・グランデ)。それぞれ正反対の道へと駆り立てられたふたりの魔女。しかし、かけがえのないかつての友に、もう一度向き合わなければならない。この世界の未来を、永遠に変えるために。ふたりの選択が、世界を永遠に変える―アカデミー賞10部門ノミネート「ウィキッド ふたりの魔女」の先に待つ、心揺さぶる最終章。

10/10点!!前編は世界観に入り込むのに時間がかかってしまったけれど、クライマックスからのギアチェンジが素晴らし過ぎたので、後編である本作は最初からどっぷり世界観に浸り、二人の親友同士の運命の行方をハラハラしながら見守っていました。小さい頃、初めて「オズの魔法使い」の小説を読んだ時から、物語に仄暗さや理由の分からない恐怖を感じていた理由が何となくわかったような気が。子どもだった私は、突然目の前に現れた正体の見えない善と悪を言われるがままに疑うことなく信じて、一人の人間を殺す旅に出る、それを誰も疑問に思っていない世界に恐怖を覚えてのかも知れないと感じました。本作も物語自体は暗い方向性なのに、世界観は色鮮やかで美しくうっとりするほどで、でもそれは、儚い幻であり、彼女の夢だと分かっているからこそ美しいのか、だからこんなに眩く切ないのかと、強い香水を嗅いだかのようにクラクラしました。そして、二人の“永遠の約束”がまた切ない!オリジナル小説から派生してこの物語書いた人、まじで凄いよ(偉)互いを強く思うが故に離れなければならない時がある。一緒にいれば最強なのに。この名舞台の続編、誰か書いてくれないかな。数年後でいいから、オズも本当の悪い魔女もいなくなってしまった世界でグリンダが困っているところにエルファバに現れて欲しい。そして、次こそは最強の二人として共に手を取り合える世界を築いて欲しい。そんな二人の未来が観たいと強く願います。映画に魔法を与えるアイディアを積み重ね、発展させ、昇華させた素晴らしい作品。何度でも観たい名作です。2026年公開。

 

ヤコブ・セーダーグレン主演他。犯人は、音の中に、潜んでいる―緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は“電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。微かに聞える音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか。事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>。サンダンス映画祭観客賞受賞世界中の映画祭で観客賞を総なめしたワンシチュエーション・スリラー。

5/10点!!ジェイク・ギレンホールでハリウッド・リメイクされているので、調べるとそちらばかり出てきてしまいますが、こちらが本家です(そして私は本家を観たい派です)。サンダンスで話題になった切り口と予想をすれば、まぁ、手札がおおよそひっくり返るだろうなと思っていたら、やはりひっくり返って。私が期待していた展開が、そのひっくり返り方の新しさ、そうきたか!という驚きをどれだけ得られるか?だったのですが、そこは北欧特有のエグさ以外にはなく、これでロッテントマト100%いくのか~と意外と冷めた目線で観てました。でも、88分のワンシチュエーションというのは絶妙な時間で、電話受けた警察官の気分になって張り詰めながら観られる絶妙な長さだと感じました。他の方も言うように主人公は善人ではないですよね。警察にも向いていない。でも、追い詰められた瞬間に、一人の女性を救いたいと願い、動いた。人のどこを見て心が動くかってこういうところなんじゃないかと思いました。もし、自分があの電話受けてってなったらショックだな~緊急通報って超スリラーな日常じゃん(爆)2019年公開。

 

ハ・ジョンウ主演他。孤立無援の救出ミッションが始まる―80年代レバノン。姿を消した韓国人大使を助け出せ。レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、武装組織に襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われる。金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させることにしたミンジュン。奇妙な協力関係で結ばれた二人は、時にぶつかり、互いを認め合いながら戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが・・・。果たして二人は捕らわれた外交官を無事に救うことができるのか?実話を基に描かれる衝撃のポリティカル・アクション。

7/10点!!韓国らしい実話をモチーフにした大筋フィクションだけど面白いからいっか!ってなる感動エンタメ。だってバディの二人ともフィクションの人物だから(爆)しかし、レバノンって国レベルでテロとか拉致とかしまくってて、しかもどこまでも追いかけてきて怖すぎる国・・・。韓国が土壇場でお金払わなかったってテロリスト相手にお金払うのは国として認めるわけにいかないからそういうことにしたのか、本当に払わなかったのか、どちらなのだろう。レバノン側の交渉役とテロリストの顔の区別がつきにくいからちょっと???となったけれど、ミンジュンとパンスのバディぶりとM:Iばりのアクションの連続は見応えあったし、二人の我が身を犠牲にしてまで相手を守ろうとする精神にうるっと来ちゃいました。まぁ、あれだけのことをして本当に拉致られてたら1か月で帰れないと思いますけどね(^^;)とりま、何も考えずに楽しめるアクションエンタメです。2024年公開。