ラスベガスをスタートして2日目、ザイオンNPでの朝。
簡単にザイオンNPを説明すると
ここら一帯はいわゆる渓谷になっている。
赤く日に焼けた砂岩が
ヴァージン川による浸食と隆起を繰り返して
長い年月を経てユニークな地形を生み出した場所。
今日は早朝からトレッキングに出掛ける事になっていた。
トレッキング??
そもそもこの言葉自体、あまり耳慣れていなかった私。
今でこそ「山ガール」なんて言葉もあって
トレッキングブームも一般に浸透して来たけど
日本では当時そんな言葉も概念もほとんど聞いた事がなかった。
昨日とそれほど大差ない軽装で出かけた私達に
リーダー・ミッチーは何やらかる~くアドバイス。
私達は手ブラで、しかもサンダル履き。
「トレッキングには水は必需品だ」
なんてアドバイスされたけど、ちょっとそこまで行くだけでしょ?
・・・なんて風にしか捉えていなかった。
そして歩き始めたザイオンのハイクコース。
歩き始めて1時間も経った頃
もしかして私達、トレッキングをなめてた?・・・
って思い始めた。
コースは整備されているとは言え、結構な難所急坂。
だんだんお日様が昇ってくるにつれ
涼しかった気候は暑く・・・
でも、もう引き返せる地点でもなさそう・・・
ミッチーの言う通り、水が必要だった
おそらく結構な標高の地点にまで辿り着いていたけど
コースからはまだ全容が見えない。
そのうちかなりの急勾配の地点にまで来てビックリ。
足踏み外したら、数100m真っ逆さま・・・
みたいな場所なのに、チェーン1本しかない
こちらは安全管理も、自己責任って事なんですね
なんだかんだで3時間くらい歩いただろうか・・・
「ちょっとそこまで」のつもりが
すっかり軽い登山並みに高い場所へ
けれどそこからの景色は素晴らしいものだった!
しかもその場所の名前は
「エンジェルス・ランディング」
「天使の踊り場」なんて、ステキな名前でしょ
↑このてっぺんまで行ったみたい。
すぐ傍の山肌で、ロッククライミングやっている人達がいました。
朝食前にかなり過酷なトレッキングをして
トレッキングのハードさを知った私・・・
この後もそのハードぶりを味わう事になろうとは・・・
まだこの時点では思ってもいなかったんですが
さてザイオンを後にして、お次はまた別のスポットへ。
その前にインディアンの居住していた遺跡?
みたいな場所に立ち寄って
この後はまた別のNPへと行きました。
つづく・・・