無常とは
朝5時にアラームで起きて顔を洗い、水を飲み、瞑想を始めた。
1時間のタイマーをセットして座を組んだ。
少しするとアラームが鳴る。
何で、どうして?と。
中断して目を開けるしかない。
「ま、しょうがないな」とアラームを消す。
座を組みなおす。
また、少しするとアラームが鳴る。
よく見ると、停止を押していなかった。
再び、座を組み直す。
座を組むようには心は組み直せなかった。
「折角早く起きているのに、何やってんだ!」と自分への憤りを感じたままだった。
目をつむり呼吸に集中しても直ぐには平静な心にはなれなかった。
時の移ろいとともに、もやもや感は綺麗に消えていた。
終えると、ただただ自分の心を観察していたことに気づいた。
無常とは、こういうことなんだなと。