急いては事を仕損じる | 「ありのまま」でいいんじゃない

急いては事を仕損じる

adidasの5000円程のタウンリュックはウエストベルトとボトルホルダーなどを自分でミシンで縫い付けた手作り品。完全な防水加工がされていないので防水カバーを被せているが、雨粒が大きければ中はびしょ濡れ。なので、中に入っているものはすべて小分けしてビニールパックに入れていた。携帯電話は2つ持っていった。通話のみと念のためにと持っていたiPhoneだが、WiFi環境もなく自動アップデートに悩まされ使えずじまい。位置情報は最初から使わないと決めていたので写真を撮るだけだったが、途中でデジカメが動かなくなり重宝した。

 

 

12/23(火)の宿泊は一般住宅を改装した遍路宿だった。他に男性客二人が宿泊していて夕食を共にする。宿屋の旦那さんは料理好きで元シェフ、奥さんは話好き。今ままでのお客さんの話が出るわ出るわ。外国の方の宿泊もあるということで800km歩くスペイン巡礼の旅を知る。それはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路、おおよそ1ヶ月をかけてフランスを起点にスペイン北部をほぼ横断する800kmの道のり。

 

スペインで800kmを歩いて四国お遍路を経験する外国人が結構いて、歩きお遍路を終えた日本人がスペイン巡礼に行っていることも知る。心身整えば行ってみたいなぁ。

 

 

あとちょっと、88番札所に着く手前の山で歩き続けることができなくなり通し打ちを断念した人のことを奥さんが話してくれた。普段はほとんど人通りもないところ、運よく地元の人の軽トラの後ろに乗せてもらい病院に行けたそうだ。私が先へ先へと急いでいるように見えたんだろな。朝食時間と決めていた出発時間が同じなので朝食をキャンセルしたぐらいだから。

 

「急いてはことを仕損じる」

 

肝に命じた。