苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。 | 「ありのまま」でいいんじゃない

苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。

12/23(火)11日目、昨日は道の駅大山では二人のおばちゃんと会話を楽しんだ。「枇杷の効用」の話が始まり、興味が湧いて真剣に耳を傾けていくと自家製の枇杷エキスをいただいていた。これもお接待、素直に受け取るのがお遍路のしきたり。「自分の代わりに歩いていただいている」という思いを伝える意味があるそうだ。目が覚めたら早々にテントをたたみ、6時前には歩き始めていた。
 
 
昨日は16時には道の駅大山に着いていた。常に12時間以上休息が取れるように日々歩いていた。休息をどう過ごしたかというと。睡眠は1時間半の半熟睡を3回〜4回毎日繰り返していた。テント泊のときは寝袋に入っている時間は8時間から10時間。2時間〜3時間で食事と持ち物整理と体のケアー、すべてが整えば体を温めたいからすぐ様寝袋に入り込んでいた。途中で必ずと言っていいほどトイレに行くのだが、それが難儀。テント泊で重要なのはトイレから遠からず近からずの距離にテントを張ること、そして近くに自販機があること。それは朝起きて温かいもので胃を温められるから。
 
 
眺めがいいと感じれば休憩を取ったがそれでもほんの少し、山道や坂道、長い階段以外は無駄に休憩は取らなかったというより、取りたくなかった。昼間の食事はコンビニでカロリーの高いパンを買って持ち歩いて腹が減る前に少しづつ食べていた。ガッツリ食事をとるのは一日一回、食べれるタイミングで。
 
 
地図を見るとすんなり行けそうだったが、誰とも会わずに半信半疑で登り坂を歩いてようやく28番礼所に辿り着いたのを覚えている。この写真は正面の門だが、裏側の山道から境内に入っていた。どうしても舗装された道路より昔ながらの遍路道を歩きたい一心がそうさせたんだろうな。
 
難所でもないのに難所になった。
 
苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。