和やかな言葉
2014/12/19(金)7日目、和やかな1日がゆっくり始まる。こんなに海の近くで波の音を聞きながら眠り起きたことはない。言葉で表すことのできない絡み合った「音いろ」があった。
人の手が加わらないものにどんどん惹きこまれていく。荷物の重さや流した汗と引き換えに自然そのものが心に飛び込んでくる。じっくり歩いてみないとわからない感覚が感性を刺激してくれるのかな。車で通り過ぎただけでは気づけないものがたくさんある。それを知るとやっぱり歩きたくなる。
感じたことを一つ一つを言葉にはできないけど、その感覚とはいったい何になるんだろう。匂いだとか、音だとか、景色だとか、顔に当たる風だとか。一つ一つはバラバラでもパズルのように心に刻まれていて、いつしか「和やかな言葉」という図柄になっていくんだろうな。もしかしたら何度でも同じような感覚を味わおうと心が欲していくんだろうか。